今この記事を読んでいる方
いきなりですが、問題です。
①昨日の夜あった事を英語で書いてみてください。
いかがでしょうか。ぱっと書けましたか?
②では、次の文章を英訳してみてください。
「昨日の夜は、仕事帰りに友達とレストランでおいしいイタリアンを食べたんだけど、すごく楽しかった。その後は、おうちに帰ってお風呂に入って歯を磨いて寝た。って感じかな。」
良くある光景です。こんな経験なら誰でもあるのではないでしょうか。ぱっと書けますか?
③では、こちらの文章を読んでみて下さい。
I had a dinner with my friends after work last night.We went to a restaurant and spent a great time eating delicious Italian foods, and then I went back home, took a bath, brushed my teeth, and went to bed.
先ほどの英訳問題を私なりに英語で書いてみたものですが、大抵の方が特に翻訳機を使用せずに意味が分かるのではないでしょうか。
さて、①②が出来る方で英語が話せない方はいますか?おそらくいないのではないでしょうか。
何故こんな問題を出したかですが、理由は2つあります。
- 英語が話せない人は、(話したい事を)英語で書けない!
- 読めると書けるは全く違う!
英語が話せるようになってきてからですが、この読めるけど書けない、この溝が、英会話ではものすごく大きな溝だったと分かりました。
というわけで、今日は、色々試してもなかなか話せるようにならなかったデザイナーのeikoが、留学する訳でもなく、英会話学校に通うでもなく、話す内容を英語で書くようになったらいきなり話せるようになった経験を踏まえ、気軽で楽しくて効果抜群の英会話勉強法をご紹介したいと思います。
この勉強方法がおすすめの方
- 会社でもプライベートでも英語で話す機会がない(けど話せるようになりたい)
- 外国人を見ると、話しかけられたらどうしようと緊張してしまう(けど本当は外国の方といろんなことを話してみたい)
- 結構良い大学を出ているのに英語が話せない、もはや英語はコンプレックスだ(でもできることなら話せるようになりたい)
- 特に留学経験も、留学予定もない(けど話せるようになりたい)
- 英会話学校へ通っているが、使う機会が無いので習った英語が定着しない(話す相手を探す以外の方法を知りたい)。
- 英語話せたら楽しいだろうな~、世界がもっと広がるだろうな~と思っている方。
※既に話せる方は参考になりません。
書くだけで英語が話せるようになる?そんな馬鹿な。
書くだけでそんな馬鹿な、そう思われるかもしれません。まず、何故書いて話せるようになったと言えるのかのお話からお伝えしましょう。
英語を意識して書くようになったのは2~3年前、丁度InstagramやTwitterをはじめた頃です。Instagramに投稿した自分のイラストに、ブラジルのインテリアデザイナー兼イラストレーターの女の子から英語で「I love your style.」と、コメントがあったのです。Instagramを始めた動機が、自分のイラストをどう思ってくれるのか知りたい、と言うのと、イラストを通じてコミュニケーションを取りたい為でした。海外の方からそういったちょっとしたコメントをもらえるだけでも嬉しく、それをきっかけに、その女の子と英語でメッセージをしあうようになりました。お互いブラジルと日本で始めての友人で、イラストやデザインなど共通項が多かったのもありすごく盛り上がり、Instagramだけじゃなくて、Lineを交換してやりとりするようになり、だったらいっそのこと顔を見ながら話してみてはどうだとなり、Skypeで話してみる、となったのです。
それ以前に海外の方と話す機会があっても、ただただ頭が真っ白になるだけだったのでどうなる事やらでしたが、なんとスラスラと言葉が出てきて、会話が成立したのです。特に学校に通うわけでもなく、SNS上でつながった海外の友人とチャットやメッセンジャー、SNSのコメントでやり取りするうちに、英語で話すことができるレベルにまでなったことに驚きました。なぜなら、それまで、十数年、英語が話せるようになりたくて試行錯誤していましたが全く上達しなかったからです。
それまでは何気なく英語で投稿していただけでしたが、そのことをきっかけに、書くことが、会話力アップにつながると実感し、全てのSNSの投稿を英語に絞り、また、仕事以外の全てを英語で書くように切り替えました。
TOEICやビジネス英語、留学の為の語学勉強などは置いといて、全く話せない人から話せる人への入り口へお勧めの勉強方法です。
もしあなたが、これまでに英会話教室に通ったり、本を買って単語を暗記したり、何らかの方法で英会話ができる様になることを目指したことがあり、結局話せるようにならなかった経験をお持ちなら、今から私がお伝えする、SNSを使った勉強法を是非試して欲しい、というのが今日お伝えする記事の内容です。
外国の方と話す環境にあるなら、曲りなりに話せるようになっていきますので、この勉強法が特におすすめなのは、英語を話す環境にない方、上手く話せない事を恥ずかしく思うような、少しシャイな方です。そんな方は、まずは一人でコツコツ練習をしていくのが向いていると思います。
とはいえ、にわかに信じがたいと思いますので、次項から、自分でも話せるようになった理由を知りたくて調べてみたことと共に、書くことが話すことに有効な理由を解き明かしていきたいと思います。
中高合わせて6年間も英語を学んでいるのに英語が話せないのは何故?
書くことと話すことの関係について調べていたら、夢ナビというサイトの『英語習得は、なぜ難しいのか』の中で、一言語と第二言語の習得の違いについて、法政大学 文学部 英文学科 教授のブライアン・ウィスナー 先生が次のことをおっしゃっていました。
母国語でない言語を第二言語と言います。いわゆる「外国語」のことです。では、第二言語はどのようなプロセスを経て習得するのでしょうか? これについてもさまざまな説があり、どの説が正しいのかはまだわかりません。でも、習得過程を以下のように分けるとよいでしょう。最初に、「宣言的知識」を身につける段階があります。「宣言的知識」というのは意識的に身につける知識のことで、例えば、学校の授業で単語を暗記したり文法事項を勉強したりするのがこれに当たります。次に、「手続き的スキル」を身につける段階が来ます。「手続き的スキル」とは、特に意識せずに使えるスキルのことです。この段階にまで達すると、特にあらためて意識しなくても第二言語を話したり書いたりできるようになります。「宣言的知識」の段階の後に、「手続き的スキル」の段階に到達することを「自動化」と言います。 自然に習得が行われて、「宣言的知識」の段階の存在しない第一言語の場合と異なり、第二言語の場合には「自動化」のための努力が必要です。 (略)…「自動化」のためには、「単なる暗記」や「理屈の理解」で終わることなく、第二言語を「実際に使う」ことが必要です。…(略)
※参照:夢ナビー『英語習得は、なぜ難しいのか』より
英語を話すためには「宣言的知識」と「自動化」の2種類の勉強が必要だった。
ブライアン先生によると、日本生まれ日本育ち、周りは皆日本人な、生粋の日本人である私たちが第二言語である英語を話せるようになるには、手続き的スキルに到達する必要があり、それには宣言的知識と自動化の2種類の勉強が必要だとの事なのです。
▼第二言語(英語)を話せるようになる為に必要なこと▼
- 宣言的知識・・・中学校や高校でしていた、単語の暗記や文法などの勉強の事
+ - 自動化・・・実際に使うこと
↓ - 手続き的スキル(意識せずに話せるようになる=英語が話せるようになる)の習得
私たちが英語を話せるようにならないのは、中高6年間通して行うのが宣言的知識の習得のみだから
殆どの学校では、中高通しての6年間の勉強で、単語の暗記や文法などの勉強、つまり宣言的知識の習得しかしないのではないでしょうか。私もそうでした。確かに、外国人の先生が来校して英会話の練習をすることがたまにありましたが、片手で数える位で、英語の授業は、教科書に書かれている文法を学んだり、教科書に書かれている内容のリーディングが主で、実際に話す、使う授業は皆無でした。話せるようになることを念頭に置いた勉強設計がなされていないので、話せるようにならないのは当然と言えます。では何のために、、、と思いますが、つまるところ、受験の為、という事なのでしょう。
結局、この自動化の部分を補完する為に、日本では中高の勉強とは別に、英会話学校へ通う、留学する、というとても非効率なことをしなければならないのです。
では、「自動化(=実際に使う)」の為に必要な勉強とは何なのでしょうか。次項で脳の働きから書いていたら英会話が出来るようになった理由を紐解いていきたいと思います。
脳の働きを知れば納得!書くことが話すことに繋がる理由
さて、ここで、また何故私が書いているだけで会話ができるようになったのか、の話に戻ります。
難しい単語を知っていても、文法は分かっても、本が読めても話せなかったのに、書けるようになったら話せるようになったことから、話すときと書くときの行為が似ているのではないか、と予測し、言葉を発する時の脳の働きについて調べることにしました。
話すときと書く時の脳の働きは同じ!という事実
すると、先ほどと同じ夢ナビの『人が言葉を発する直前の脳の働きを解明する』と言う記事の中で、東京都立大学(旧・首都大学東京)人文社会学部 人間社会学科 准教授 保前 文高 先生が、話すときと書くときの脳の働きは同じ、と話しているのを発見しました。
私たちは毎日ごく当たり前に人と会話をし、自分の意見を述べたりしていますが、頭の中にある考えを言葉として発する際、脳ではどのようなプロセスが働いているのでしょうか。(略)…言葉が口から発せられるまでの過程に注目 私たちは毎日ごく当たり前に人と会話をし、自分の意見を述べたりしていますが、たいていの人は、話す事柄すべてを頭の中で暗記してから話しているのではなく、話し始めると同時に、文章を頭の中で次々に組み立て話すのです。文章を書くときも同様で… …考えるときに使っていて、表出しない言葉を「内言」と言いますが、内言を使っているときにも話をしているときと共通した脳の働きがあると考えられています。…(略)
※参照:夢ナビー『人が言葉を発する直前の脳の働きを解明する』より
簡単にまとめると、人は、言葉を話すとき/文章を書くとき、予め頭の中で文章を組み立ててから話す/書くのではなく、話し始める/書き始めると同時に頭の中で文章を次々と組み立てている、とお話しています。
英語を話す為に必要な事
保前先生の話を、英会話に変換すると、私たちが英語で話すには、話し始めると同時に英語の文章を頭の中で次々に組み立てられなければいけないということになります。それを達成する為に必要不可欠なのが、自動化の作業、ということになりますが、それは話しても書いても同じ。
私が書いているうちに自然と話せるようになったのは、書くことで、英会話ができる様になる為に必要不可欠な「自動化」の作業を毎日続けていたから、という事になります。
確かに、言われてみれば、書くことも、話すことも、自分が伝えたい事を、頭で組み立ててアウトプットする、という意味で同じですよね。今こうして日本語で文章を書いている時も、フレーズの型を持ってきているわけではありません。
周りが英語を使う環境だったり、海外に行けば、英語を使わないと生活ができないので、自動化をする機会が圧倒的に多い。ですが、日本では英語人口も限られていますので、普通に日本で暮らしていたら、英語で話す機会に遭遇することはほぼなく、覚えた事を組み立てながら話す自動化の訓練を積む機会はほぼありません。ですが、書くことなら、一人でもできます。そしてこの英語で書く、という手法、書くならできるんじゃ?と思うかもしれませんが、話せない方が試すと驚くほどできないと思います。なぜなら、日本語で書くように、英語を組み立てていけない限り、書く、ということもできないからです。
話せない人から話せる人へ、効率良く書いて話せるようになる勉強法
さて、これまで6年間勉強、更には大学でも英語を学んでもまだ英語が話せない、そんな方におすすめなのが、これからご紹介する勉強方法です。英語が話せるようになるには、自動化がキーになることはこれまでお話してきました。その自動化を、話す代わりに書いて達成しよう、と言うのが私がご紹介する勉強法です。
私が自然と話せるようになった勉強方法は以下
- 英会話に必要な文法と単語に限定して再度勉強する(宣言的知識を習得しなおす)
- 自分が考えていることをSNSで毎日英語でつぶやく。はじめは短文で良し!
- SNS上で海外のお友達を作って、英語でメッセージのやり取りをしてみる
- 徐々に英語で書く範囲をSNS以外に広げていく
- SNSでも短文から長文にチャレンジ!
- 海外ドラマ等を、英語字幕で見るようにする
- 友人作りをしてみる、英語を話せる場所に言ってみる、オンラインでできる英会話教室で、実際に話してみる
この様な流れです。この英語で話せる人への入り口に到達するのに、1~3をするんです。そこに到達したら、その時には少しながら欲も自信もついていますので、次のステップへスムーズに進んでいけます。ですので、まずは、最初から英会話学校!など高いハードルを設けず、小さく始めるのがおすすめです。
次の章で、
- 英会話に必要な文法と単語に限定して再度勉強する(宣言的知識を習得しなおす)
この部分で必要な書籍をご紹介します。
「宣言的知識」の習得は、これで十分。まずは英語の考え方と会話に必要な簡単な英語を知ろう。オススメ書籍のご紹介
英会話には難しい文法や英単語は必要ありません。英語を話せるようになる知識のみを確実に頭に入れる、これが話せない人から話せるようになる人への最短距離だと、色々遠回りしてやっと知りました。
結構勉強したのに英語が話せない、こんなジレンマに陥っている場合は、特に頭でっかちになっています。まずはその鎧を脱ぐ必要がありますが、その役立つのが、英会話に必要な文法と単語に限定して再度勉強し、宣言的知識を入れ替えることです。
何故そう言えるかと言うと、私自身がそうだったからです。私が話せるようになったのは、これまで勉強してきたことを一旦すべて忘れ、中学英語にフォーカスしたことでした。これは、まだ今のデザイナーという職業に就く前、デザイン学校在籍中に英語が話せない!と悩んでいた時期でした。学校でデザインに関する英語を学ぶ講座があり申し込んだのですが、そこで最初に登壇した先生が、英語は数十単語、中学英語だけで話せる、とお話していたのです。結局授業ではまだ自動化作業ができていない私だったので、オウム返しをするだけで終わりました。ですが、その時のお話が強烈だったので、中学英語で話せる!とタイトルの付いた書籍を探し、片っ端から読んでみて、今に至ります。
遠回りしてきた中で、英会話に直結した書籍を3冊ほどご紹介します。
おすすめ書籍①「中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本」
まず、おすすめなのがこちらの『中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本』です。
この本がおすすめなのは、英語を話す為に役立つだけでなく、これまで勝手に築き上げた英語で話す=難しい、というハードルが下がり、え、なんか話せるようになるかも、というポジティブな気持ちへと変わっていくこと、つまりマインドセットにあります。あれやこれややってきて話せない!という方はまず最初に手に取っていただきたい本です。
おすすめポイント
この本がおすすめポイントは、2つ。
日本語は単語の使い分けを、英語は時制の使い分けを重視する
まず1つ目は、冒頭の日本語は単語の使い分けを、英語は時制の使い分けを重視する、という部分。 日本語は、時制があいまいなので、未来形や過去完了形等の使い分けがいまいち理解しずらい部分があります。ですが、この部分が理解できるようになると、過去や未来の時間軸だけでなく、あいまいな状況や、仮定のお話など、自分が伝えたい事を時制を使って表現できるようになるだけでなく、相手が話している意図もくみ取ることができるようになります。
難しい単語を使うと寧ろ嫌味
そして2つ目は、難しい単語を使うと寧ろ嫌味と言う事実です。このことを知ることで、多くの方が勇気づけられるのではないでしょうか。中高6年間、特に大学受験でこれでもか、と言うくらい難しい単語を暗記してきた方は、海外の大人たちはさも難しい単語を使って話しているだろう、と想像し、簡単な英語で話すことを恥ずかしく感じます。ですが、実際はそんなことはなく、寧ろ嫌味に思われる方が事実・・・。今まで上がりに上がりきった英会話へのハードルをぐっと下げてくれた瞬間でした。
こうした感覚的なお話や、使用する単語に関する事実を、学校では一切教えてくれません。実際に話す時に役立つ本で、この感覚的な部分を掴むため、また使えるフレーズが沢山紹介されている為、本が擦り切れるまで読みました。
おすすめ書籍②「カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本」
最初の書籍で、中学英語でぺらぺら話す、と話していますが、その為には、最低限、中学レベルの文法を理解している必要があります。分かっている、という方も、もう一度復習してみるのがおすすめです。①と②を読む順番は入れ子でも大丈夫です。
おすすめポイント
なんといっても、1冊で、英会話に必要な中学英語文法を復習できることにあります。
おすすめ書籍③「英語はもっと句動詞で話そう」
3冊目は、『英語はもっと句動詞で話そう』です。
難しい単語を使わずにネイティブの方はどうやって話しているんだろう、と思ったら、『英語はもっと句動詞で話そう』で句動詞を覚えるのがおすすめです。この本を読むと、殆どの事が簡単な単語で置き換えられることが分かります。
おすすめポイント
ヒアリングに役立ちます。ネイティブの方たちは、簡単な単語を様々組み合わせて様々な表現をするので、単語は知っているのに意味が全く分からない、といった状況がよく起こります。その時に、この本がとても役立ちます。
実際に書いてみよう。InstagramやTwitterを使った英会話勉強法。
次に、「2.自分が考えていることをSNSで毎日英語でつぶやく。はじめは短文で良し!」の所の勉強法です。
紹介した本を一通り読むと、今までどうやって話したり、書いたら良いか分からないような事も、簡単な英語で書いたり話したりできることが分かるので、英会話へのハードルが大分下がってきます。そして、脳内で日本語を英語に変換し易い状態になっています。 あとは、つい日本語でつぶやいてしまいそうなことを、英語でつぶやいてみる、という事を続けていくのみ。
では、実際にどのように勉強していくか、をご紹介します。
InstagramやTwitterを使った英会話勉強法
- つぶやこうと思ったことを英語で書いてみる
今呟きたいこと、写真でアップするときに書きたい内容をとりあえず、何も見ずに書いてみます。 - 分からない。分からなかったらどんどん調べる
ここで分からなかった場合は、調べます。インターネットにはネイティブの方から英語がぺらぺらの日本人まで、色々な方の英会話ブログがあります。検索をすることで、生きた英語表現を知ることができます。
※因みに、「書けない=話せない」という事なので、自分が現時点で何が話せて何が話せないのか認識するのにも役立ちます。 - 実際に書く
調べて分かったら、実際にSNS上で書いて発信します。iphoneには予測変換機能(アンドロイドのことが分からなくて申し訳ない)があるので、多少スペルが分からなくても入力できるので、そんなに大変ではありません。調べて分かった、までで終わらせず、調べた事でも書いて投稿、と言うひと手間が重要です。 - 覚える
①~③までの作業を繰り返していると、自然と単語や、イディオム等覚えていきます。それと一緒に自動化の思考回路作りが着々と脳内で行なわれています。
私が話せるようになるまでにやっていたのは、これだけです。最初はIt’s hot! It’s rain!といった、天気の事、I’m hungry.などで構いませんので、思ったことをつぶやきましょう。こんな簡単なことでも英語でつぶやくだけで、毎日、英語を使う環境を1人で創出できます。短文で書けるようになってきたら、だんだん長文で書く事に挑戦していきます。
InstagramやTwitterなどのSNSをすすめる理由
私がSNSをおすすめする理由は、3つ。1つは投稿する内容が会話に近い内容だから。2つ目は、長文を投稿できないから。3つ目は相手がいなくても一人でできるからです。それぞれ解説していきます
理由1.限りなく日常会話に近いのがSNS、だから書いて英会話、に向いている
1つ目は、投稿する内容が会話に近い内容だからです。
まずTwitter。普段SNSでつぶやくことは、自分が話したいと考えている内容で、会話に近い内容です。また、Twitterは突発的に投稿することが多く、瞬発力が必要です。会話に非常に近い状況と言えます。また、誰が聞いているというわけでもなく、独り言のように呟いても特におかしいと思われず、ダラダラつぶやけるもおすすめポイントです。次に、Instagram。Instagramも日常の一場面を写真とコメント付きで投稿するので、こちらも会話に近い内容です。それに加え、Instagramは海外の方と気軽に交流できるサービスなので、英語で書いていても不自然じゃない所、知らない人からコメントが来たり、自分からコメントするのも普通なので、海外の方と気軽に交流できるのもオススメポイントです。Facebookも日常合ったことを共有したり、お仕事の実績を紹介したりするのに使うので、英語を書く場所としてピッタリです。ですが、Facebookの場合、外国人の友人とのつながりが無い場合に英語で投稿していると不自然なので、Facebookの場合はある程度英語圏の方とのつながりができてからがいいかもしれません。
理由2.長文を投稿できない、長文が書けないことにいちいち落ち込まないで済む環境=続けやすい
2つ目は、TwitterやInstagramでは長文を投稿できないからです。思ったことを書く方法には、日記やブログもあります。日記を勧める書籍も沢山ありますが、話せない、書けない状態からはじめるには日記もブログもハードルが高いと感じます。大きなノートを広げて1行しか書けなかったら悲しくなり、上達する前に書くのが嫌になってしまいます。
その点、Twitterは文字数が限られているので、長文がかけません。こうした環境で書き始めることで、長文が書けない事で落ち込む機会に遭遇しないで済みます。話せるようになる為には、自動化の作業、つまり実際に使うことが重要ですが、1日で終わってしまっては意味がありません。毎日続けるからこそ書いて話せるようになるのです。どんなことも簡単なことから始めて徐々にステップアップしていった方が、スムーズに続けられますよね。
ランニングと同じです。いままで全く走ったことが無い人が、今日から毎日5キロ走る、は辛い作業で、最初は無理やり走り込んだとしても続かないのが目に見えています。ですが、まずは短距離のウォーキングから始め、徐々に距離を伸ばして5キロ歩けるようになってきたら、次はそのうちの100mだけ走ることから始め、徐々に走る距離を伸ばして最終的に5キロ走れるようになったら、週1日5キロ走るようにし、徐々に日数を増やしていく、こうした方が、負担なく毎日5キロ走れるようになりますし、長く続けられるので結果的には効率的です。
なんでも小さく始めた方がうまく行く、それを英語にも適用し、小さく始められるSNSを活用する、と言うわけです。まぁ、これも戦略的にしていたわけではなく、結果的にそうなっていた、という事ですが。
理由3.相手がいなくても一人でできるから
通常英会話の上達では相手が必要です。周りに英語を話す環境がない限り、その環境を作るのは難しい、この点が日本にいながら英語を話せるようになるネックになっています。書くことの良いところは1人ででき相手が必要ないことですが、SNSの良いところも、相手が必要ないことです。勿論、コメントがあったり、リプライされたり、という事はありますが、基本的には、好きなタイミングで好きな時に投稿するのがSNSです。誰かに頼った上達方法は、その環境がなくなったら途端に後退していきます。ですので、1人でもできる環境を作るのが重要と言えます。+αで誰かからコメントがあることで、テキストを使って疑似的な会話ができる、と言う感じです。
SNSで英語で書けるようになってきたら・・・
最初は難しいですが、毎日続けていると、必ずできるようになります。このようなことを毎日続ける中で、どんどん書けることが増えていきます。そうしたら、SNSの枠を飛び出し、冒頭でご案内した勉強法の4番以降を実施していきます。
- 英会話に必要な文法と単語に限定して再度勉強する
- 自分が考えていることをSNSで毎日英語でつぶやく。はじめは短文で良し!
- SNS上で海外のお友達を作って、英語でメッセージのやり取りをしてみる
- 徐々に英語で書く範囲をSNS以外に広げていく
- SNSも短文から長文にチャレンジ!
- 本や映画の感想を英語で書く、英語日記をはじめてみる
- 海外ドラマ等を、英語字幕で見るようにする
- 友人作りをしてみる、英語を話せる場所に言ってみる、オンラインでできる英会話教室で、実際に話してみる
小さく始めて、自然とできることが増えていった状態になっているので、4番目以降も自然な形でできる様になっていくはずです。
私の場合、計画的に行っていたわけではないので、SNSでつぶやいたり書けるようになってきたことで、もっと書けそう、と言う感覚になっていき、自然と英語を書く範囲を広げ、気づけばスケジュールから英語の感想、その他諸々全て英語で書く生活になっていた、と言う感じです。今は、iphoneの設定も英語になっていますが、徐々に範囲を広げたので精神的にも負担なくシフト出来ました。そんなことをしていた時には、少なからず外国の友人もできており、英語で話す機会があったので、ヒアリング力も伸びており、自然といままで日本語字幕付きで見ていた海外ドラマも字幕なし+英語字幕付きで見るようになったりもできる様になっていました。
その後、この英語力をもっと確実なものにしたくなり、英語を話したい人たちが集まる場所へ出かけてみたりしましたが、出不精な性格なのであまり合わず笑、家にいながら学べる、オンライン英会話のRarejobを申込みました。週1回、フィリピンの学生さんや社会人の講師の方と、テキストを進めたり、疲れている時は講師の方とフリートークをしてみたり、するようになりました。Rarejobでは、最初にどの程度の英語レベルかを図るのですが、レベル8とビジネス英語レベルの英語力の診断結果となりびっくりしました。無理をしていないので、この流れまでごく自然にストレスなく到達しています。
最後に、恥ずかしがり屋さんのあなたへ。
私は、幼い頃から海外の文化が好きで、英語への憧れはあり、英語の勉強自体は好きでしたが、とにかく学校の授業で英語の文章を読むのが嫌でした。発音はただカタカナに直した英語をそのまま読んでいるみたいなのがまずダサいし恥ずかしい。かといって少し上手に発音しようとしてみるのも恥ずかしい。下手なのも恥ずかしいけど、上手に発音できたとしても流暢に発音するのも恥ずかしい。 この、恥ずかしすぎる状態が、英会話上達の足かせになっていたな、と思います。
話さなくても、Instagramや、Twitterで英語で投稿するだけでも結構恥ずかしいかもしれません。
「あの子、ロクに英語話せもしないのに、何で英語で書いてるの??」
日本にいると、そんな事がとても気になってしまいます。でも、いざ英語で書いて、何かを投稿して、それで海外の方からコメントがあったとき、英語が上達している自分がいたら、そんな事はどうでもいい、と思えます。そして、片言の英語でも通じるし、会話になること、そして下手な英語をバカにする外国人はいない事が分かり、徐々に羞恥心から開放されるのではないでしょうか。
まとめ
今まで何十年も話せなかったのに、SNSで英語で書くことを初めて数年で英語が話せるようになっていました。もっと早く知りたかった、と思いましたので、一人でも多くの方が、話せる人への一歩を踏み出して欲しいな、と思い今回記事にしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
日本にいながら、毎日英語を話すことは、外国人のいる企業に勤めていたり、海外の友達が沢山いる環境でない限り、難しいと思います。
英語を話すためには、「実際に使う」自動化の勉強が不可欠なのですが、書く事は、相手がいなくても毎日出来るので、とにかく、深いこと考えずに、英語習得の為!という感じでもなく、普段呟こうとしていることを単純に英語で書くだけの感覚で気軽にやってみて欲しいです。
今あるアカウントだとどうしても恥ずかしい、と言う方は、英語専用のアカウントを作るのがおすすめです。文章も会話も、だんだんと短い文章から長い文章が書ける/話せる自分になっていく、その感覚はとても楽しいと思います。
2020年にはオリンピックで沢山海外の方が来日しますよね!その時までに、道を聞かれたときに案内できる位になっている自分を想像しながら、楽しく書いてみてください♪
おまけ
1.書くだけじゃ物足りなくなってきた方にオススメの英語アプリ! 「Real英会話」
有料ですが、480円で痒いところに手が届く、フレーズが沢山。しかも、発音練習、クイズのほかに、アプリ利用者が直接質問した、こんなときはどう話す的フレーズが毎日更新されます。
(変な発音だと一生次に進めませんが)アプリの音声認識を使った発音練習が結構面白いです。
このアプリの評価をしている記事を見つけましたのでURLを貼っておきます。海外MBAホルダーの方も太鼓判みたいです。
■記事:海外MBAホルダーがReal英会話アプリを使ってみた感想
2.オススメChromeプラグイン「Weblioポップアップ英和辞典」
このプラグインを入れると、バーに検索枠が表示されるだけでなく、マウスをあわせると意味が出てくるので、英語の記事などを読む時に重宝します。
投稿者プロフィール
- 当メディア編集部。WEB制作会社Co-Tam.Incのディレクター/デザイナー/WACA認定上級WEB解析士/Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)保持/ WEBライティングアナリスト/ 大手運送システム会社→フリーランスデザイナーを経て2012年にコタムに合流。タイポグラフィーやロゴデザインが得意であるが、情報設計・UI/UXで手腕を発揮。「クライアントの為になる提案を」を信条に、関わる案件のすべてで成果にこだわる。イラストレーターとしても活動、趣味は写真(Canon60D 50mm)、映画・音楽鑑賞。最近のお気に入り映画は「君の名前で僕を呼んで」。名作映画を劇場で観るのと、2019年末から始めたキックボクシングが目下の楽しみ。
最新の投稿
- SEO2019年7月30日【徹底解説!重複コンテンツ】自分の記事でもコピー(転載)はNG?!
- お役立ち2015年8月10日話したかったら書いてみよう!SNSを利用したお気楽英会話勉強法
コメント