小さな会社のWEBマーケティングを応援するメディア、コタム田村です。
この記事はアメブロなどの無料ブログから、WordPress(ワードプレス)に「移行したほうが良いのかも…でも本当にそうなの?」と思っている方に向けて書きました。そんな方に記事を読んでいただければ、なぜワードプレスにすべきなのか?逆に、アメブロのままで良いんだ!という結論を出せていただける内容です。
いきなり結論ですが、下記に当てはまる方は、すぐにでもWordPress(ワードプレス)に移行したほうが良いでしょう。
- ブログを使って本気でビジネスをしようと考えている人。
- 会社でブログをやっているが、アメブロを使っている。
- アメブロなどの無料ブログで限界を感じている人。
- もしサイバーエージェントさん(アメブロ)に記事を消されてしまったら…と考えると夜も眠れない。
- 独自ドメインを使って、自分の資産になるブログを持ちたい。
いやいや、アメブロ(無料ブログ)で充分だよ。という方や、アメブロで日記を書いています。という方は、このページをそっと閉じてしまってOKです。
しかし、WordPressにしたほうがいいかもなぁ…と漠然と考えている方は、最後まで読んで頂くことで、移行する理由とメリット、無料ブログを使い続けることのリスクをしっかり理解していただけると思います。
なぜWordPressに変えたくなったのか?いま一度、考えてみよう。
さて、今この記事を読んでくれているあなたは、「WordPress(ワードプレス)でホームページやブログを作った方が良い。」ということを知っていますよね? それはナゼなのでしょうか。周りの人が使っているからですか? そんな書籍を目にしたからでしょうか?なんとなくそう思ってるし、重要なことは知っているというあなた。
釈然としないまま、WordPressを使って記事を書き始めると、無料ブログと比べて使いづらい点がとても目立ってしまいます。特にアメブロは使っていて楽しいですし、そうなるように創意工夫が成されています。そして、このように思うでしょう。
「やっぱりブログを書くならアメブロのような無料ブログの方が楽しいし、ラク。」
こんな理由で、せっかくWordPressで作ったサイトで記事を書かなくなってしまうことでしょう。なぜ言い切れるのか? 私自身がそうだったからです。
こんな私のようににならないよう、WordPressをビジネスブログ(集客の手段)として使う理由を詳細に解説していきます。
- ホームページを作るならWordPress(ワードプレス)で。
- 無料ブログから乗り換えるならWordPress(ワードプレス)で。
理由はよくわからないけど、そう思っているあなた、この記事を読んでいま一度、目的をはっきりさせてみましょう。目的を明確に持ち、理解することで、ツールに使われるのでは無く、ツールを使いこなす側になりましょう!
そもそもWordPressって?
WordPress(ワードプレス)は、世界で圧倒的なシェアを獲得している、無料で使えるCMS(コンテンツ管理システム)のことです。
この1行を読んで、意味が解らなくても全く問題ありません。説明していきます。
まずは、『圧倒的なシェア』を得ていることが重要で「1番キモ」の部分だったりします。詳しくはこの後にお話しします。
このCMSと呼ばれるシステムのおかげでブログ記事を簡単に投稿できたり、ページを簡単に追加できたりするんですね。HTMLやCSSといったホームページをつくる為の知識をもっていれば、更新機能が付いた多機能なホームページを作成することができるため、個人ブロガーから企業のコーポレートサイトまで、幅広く、そして多くの人に利用されています。
WordPressの良いところ
この記事を見てくれているあなたの周りにもWordPressを利用している方がたくさんいるはず。それだけで、自分もWordPressに変えたい。という理由になると思います。ナゼみんなWordPressを使うのか。それを理解していきましょう。理解しておくことで、WordPressでできることの幅がぐーんと広がります。
1.WordPressは常に進化している
WordPressの良い所その1は、世界中の人のニーズに寄り添うように進化し続けているという所。
以前は、ただのブログ投稿ができるだけのシステムだったのですが、今では、WEBサイト全体を管理できるシステムへと成長しました。前述しましたが、そのシステムのことを、CMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼んでいます。
2.WordPressは世界シェアNo1!
WordPressの良い所その2は、圧倒的なシェア。
下の画像は、Googleトレンドの検索結果です。他のCMSと比べても検索ボリュームが圧倒的なことがわかりますね。
世界でも一番多く使われている。ということは、それだけたくさんのの情報がWEB上に掲載されているということに繋がります。WordPressを自分でカスタマイズするときや、何か困ったことがあれば、必ずといって良いほど解決記事を見つけることができます。とてもありがたいし、心強いです。解決記事を掲載してくれた方に感謝ですね!
3.検索ロボットとの相性が良く、SEOに有利
WordPressの良い所その3は、はSEOに強いこと。
アメブロ筆頭とする、無料ブログには無い強みです。これを理由に乗り換えのご相談をいただくことが一番多いです。Googleの検索エンジンの開発責任者の一人、マットカッツ氏もこのようにいっています。
WordPress is a great choice. WordPress automatically solves a ton of SEO issues.
WordPress takes care of 80-90% of (the mechanics of) Search Engine Optimization (SEO)
ワードプレスを選ぶことは、非常に良い選択です。なぜなら、ワードプレスは、SEOに関する多くの問題を自動的に解決してくれて、SEO(サーチエンジン最適化)の手法の80%~90%に対応するように作られているからです。【筆者訳】
マット・カッツ氏は、「ワードプレスを選ぶことは、非常に良い選択。」と明言しています。Google検索もWordPressを推奨していると捉えて良い発言だと考えます。ただし、注意しなければいけないのは、WordPressを利用すれば無条件でSEOに強い、という訳ではありません。
「あれ?SEOに強いんじゃないの?どうゆうこと?」そう思いますよね。どういうことかというと・・・
SEOに強いかどうかは、テーマというものに依存します。テーマとは、無料ブログの「テンプレート」と呼ばれるものに似ています。テンプレートとは、サイトの「着せ替え」機能のことですね。WordPressのテーマもそれと同じだと思ってください。なので、SEOに強い・有利なテーマを選ぶことが重要になってきます。
プラグインやテーマがたくさんある
何度もお伝えしていますが、WordPressは世界シェアNo1です。
プラグインと呼ばれる、WordPressの拡張機能もたくさん開発されています。WPプラグインなどと呼ばれています。
セキュリティをアップするWPプラグインや、記事の装飾をする拡張機能、予約システムを組み込むWPプラグインなどなど、様々なプラグインが開発されています。どれもアメブロのような無料ブログには無い機能です。この記事の最初に表示されていた「目次」もWPプラグインで追加しています。開発してくれた方に感謝しましょう。
WordPressのダメなところ。
さて、これまではWordPressの良いところを説明してきましたが、逆に「ダメだなぁ…」と思うところもあります。多くの人が利用しているWordPressにだってダメなところがあります。でもそこがワカイイんです。ダメなところも含めて愛せる気概を持ちましょう。
1.更新画面の分かりにくさ
「更新画面のとっつきにくさ」がWordpressのダメポイントその1です。アメブロなどの無料ブログから引っ越ししたばかりの方で、最初につまづくポイントです。更新画面がシステマチックで、アメブロと比べるとなんか味気ないんです。下の画像を見ていただくと、堅苦しい感じが伝わると思います。
じゃぁ、これはどう解決したいいのか?と言いますと…。これは、「慣れ」で解決します。
3記事ほど書いたら慣れます。頑張って慣れましょう。慣れてしまえば、WordPressだからこそ出来ることが圧倒的に多いことに気が付くので、楽しくなってきます。
2.スマホから更新しづらい
こちらもアメブロユーザーから良く聞くWordPressのダメなところです。2015年頃までのWordPressは、スマホで更新画面を見ようにも、更新ボタンがどこにあるのかすら解らないな状態でした。ただし、前述したした通り、WordPressは常にアップデートを重ねていて、この記事を書いている2021年には、スマホでもだいぶ更新しやすくなりました。
スマホで更新をするときのオススメの方法は、スマホのメモアプリで記事を書いてコピペするのが効率が良いです。ただし、その場合、SEOに効果のあるタグ(h1~h5タグなど)の利用がおろそかになってしまいます。最終的には、PCで編集して投稿することをオススメします。
3.専門用語ばかりでとっつきづらい
- 「ダッシュボード?」
- 「パーマリンク?」
- 「投稿?固定ページ?」
どんな技術やツールでも最初に共通して言えるのは、「専門用語がわかりづらく、覚えるのが億劫になる」ということです。わたしもそうでした。その気持ち、すごくわかります。はじめはWordPressについて何がわからないのかわからないという状態がつづきます。
この状態の解決策は、またしても慣れです。慣れるまでガマンして、わからない単語が出てきたら、1こづつ調べてみるという地道な作業の繰り返しです。でもそれは、なかなか骨の折れることですし、時間が掛かりますよね。
なので、手っ取り早く概要をおさえておきたいという方は、下記の書籍がオススメです。わたしはWordPressに関する、書籍やドキュメントを100冊以上読んできましたが、その中でもこの書籍は構成が整然としていて、初心者の方でもとても分かりやすい内容です。WordPressの概要を知るには1番オススメできます。
え!こんなこともできちゃうの!?という発見もあってヤル気スイッチも押してくれます。気になる方は是非読んでみてください。
4.固定費用が多少かかる
WordPressのダメポイントその4は、いろいろな諸経費がかかること。
- レンタルサーバー代:
数百円のものから数千円のものまで。多岐にわたります。 - ドメイン代:
〇〇.comや、〇〇〇.co.jpのようなサイトURLの取得に、費用が掛かります。
取得するドメインの種類にもよりますが、年額2,000円ほど見ておけば問題ありません。
このように、独自ドメインで自分のサイトを持つということは、維持費がかかってしまいます。逆転の発想で、まずは、諸経費くらいは元を取ろう!という意気込みで記事作成に励むことをオススメします。正しい運用していけば、すぐに元は取れるでしょう。
5.カスタマイズが難しい
わたしは、これが1番の課題だと考えています。初心者の方でも、シンプルで最低限な機能のサイトはWordpessで作ることができます。ただし、デザインにこだわりたかったり、レイアウトを変更したり、もっと更新できる箇所を増やしたいといった欲求を満たすには、それなりの専門知識が必要になります。
サイト内のコンバージョン(お問い合わせや購入といった目的達成の)率を高めたいとなると、押されやすいボタンのデザインや文言を変えたり、読者に見てもらいたいページへの導線設計や、目線の導線をどうするか?など考えることは多岐に及びます。それをすべていちから自分でやるというのは現実的ではありません。
ウェブ制作に必要なスキルは、
- デザイン
- UI/UX
- HTML
- CSS
- JavaScript
- PHP
- データベース
- 正しいサイトの情報設計
- 導線設計
- などなど
勉強し始めたらキリがありません。さらに色彩の知識や、ブランディングも必要となってきます。
これらのスキルはあなたの本業に本当に必要なものですか? これらを勉強する時間をコンテンツを生み出す(ブログを書く)ことに使ったほうがよっぽど有益です。ブランディングしたい、デザインにこだわりたい、もっと効果を上げたい!と思った時が来たらプロにお願いすることを検討することをオススメします。
結局WordPressは無料ブログと何が違うの?無料ブログの知られざる怖さ
無料ブログのシェアNo1はアメブロです。そのほかにも、忍者ブログ、ライブドアブログ、シーサーブログ、はてなブログ、LINEブログなどなど、たくさんの無料ブログのサービスが存在します。ここでは、多くの人が使っているアメブロを例として、Wordpressとの違いを説明していきます。
そもそも無料ブログとは?
そもそも無料ブログって何を指すの?の定義をここで改めてしておきましょう。
無料ブログとは、その名の通り、完全無料で利用できるブログサービスのことです。あなたは、「タダより高いものはない」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?この言葉を少しの間、覚えておいてください。これから詳しく説明していきます。
1.無料ブログはサブドメインで運用されている。そこに問題アリ。
無料ブログの知られざる怖さその1は、サブドメインで運用されていることです。
ドメインとは、サイトアドレス(URL)のことです。
サブドメインとは、
独自ドメイン例:http://co-tam.co.jp
=自分で運用しているオリジナルのドメイン
サブドメイン例:https://ameblo.jp/iku-begi-papa/
=アメブロが親ドメインで自分はサブドメイン。
このように、https://ameblo.jp/〇〇〇/となっているような場合のURLのことです。さて、これの何が問題なのかというと、2つ理由があります。
1つ目は、検索結果にカテゴリが独占されてしまう問題。
2つ目は、サブドメインは親ドメインに評価が引っ張られる問題。
です。
詳しく説明していきますね。
サブドメインの問題点1つ目。検索結果にカテゴリが独占されてしまう問題。
検索結果が、アメブロドメインの「カテゴリーページ」または、「ランキングページ」に独占されてしまいます。
検索者に自分のブログ見てもらうためには、
- ランキングページをクリックしてもらった後に、
- さらに、ブログ内ランキングで上位に表示される
という過酷な争いに身を投じるのが、無料ブログの特徴となります。ジャンルによっては、非常に難易度の高い世界です。
無料ブログを活用して集客をするということは、検索サイトからの訪問はほぼ無いに等しいということが言えます。ホームページやウェブメディアへの訪問者の流入シェアの1位は、検索エンジンからの流入です。その流入元を捨てているようなものなのです。
サブドメインの問題点2つ目。親ドメインに評価が引っ張られる問題。
2016年まで、GoogleはGoogleページランクという、世界中のウェブサイトの通知表を公開していました。サイトを持っている人は、自分のサイトに何点ついているか?ということを知ることができました。そして、Googleページランクが高ければ高いほど、SEOにも有利であると言われていました。
その為、ページランクを上げることだけに力を入れる人が多くなり、読者ファーストでは無いサイトであふれかえった…ということがありました。そのような状況を解決すべく、Googleはページランク制度を廃止しました。ただ、わたしの見解ではページランクと同等のものを現在でもGoogleは保持していると考えています。
「それの何が問題なの?」と思いますよね。
Googleからの評価は、「ドメインごと」に付けられているのです。ここで「ハッ!!!!」と気が付いたあなた、さすがです。わたし達は、「アメブロの評価を上げるためにブログを書いている」ことになるのです。一生懸命見てもらえるように努力して書いたコンテンツ。そのコンテンツへの評価は、書いた本人では無く、アメブロの評価になっているのです。
アメブロの評価が上がれば上がるほど、検索結果の上位に表示される確率は上がります。その結果、アメブロドメインを訪問する人が多くなり、莫大な広告収入がサイバーエージェントさんに入るのです。最高のビジネスモデルです。だから多くの企業が無料ブログサービスを提供しているのです。
これは、WIN-WINの関係なのでしょうか?
いいえ。一人勝ちの構図が出来上がっています。
なぜでしょう。
簡単に言うと、
「アメブロで記事を書き続けること = アメブロの無料外注ライター」
と言えます。そして一番知っておくべきことは、「アメブロにとって都合の悪いブログはすぐに削除されてしまう」ということです。「アメブロ 削除された」というキーワードでGoogle検索すると、ブログを突然消された人達の阿鼻叫喚を垣間見ることができます。「タダより高いものはない。」ですよね。
そして、サブドメインは親ドメインに評価ひっぱられる問題ですが、ドメインの評価が落ちると、アメブロ内の記事の評価も落ちてしまい、検索で表示されにくくなります。
そして今、アメブロのドメイン評価は落ちています。
2016年末のWELQ問題という事件の波状効果(「とばっちり」と言えなくもない)で、Spotlightというサイバーエージェント運営のキュレーションサイトがGoogleからペナルティを受けました。
※WELQ問題についての詳細は下記をご覧ください。
このWELQ問題のおかげで、SEOが新聞やニュースで”初めて”大々的に取り上げるという結果になりました。印象の悪いニュースでとても残念なことです。
また、こちらの記事でもサイバーエージェントが運営する(していた)「 Spotlight 」について言及しています。これらによって、Googleによる、サイバーエージェント運営のサイトに監視の目が強められたのは確かなようです。
さて、「アメブロ」の評価が落ちていると考える理由ですが、最近、アメブロユーザーから、アメブロのアクセス数低下(集客力低下)を嘆く声が、頻繁に私の耳に届きます。あなたのアメブロはどうですか? アクセスが低下していませんか?
アメブロへのアクセス低下の原因のひとつとして、アメブロ全体の評価が落ちてきている可能性が高いと考えられます。なぜならば、サイバーエージェントの動きがそれを示唆しているからです。前述の通り、アメブロ削除のような『定期的にコンテンツやユーザーを整理する』といった行動をとっていて、それ自体が、過去に何らかのペナルティを受けた可能性を示唆しています。
アメブロ内のブログは、良質な記事もありますが、コピーブログや詐欺ブログといった、良質とは言えない記事が多いのも事実です。そのような「ameblo.jp」というドメインを、Googleが放置しておくとは思えません。評価が下がっていくのは当たり前の話です。
また、アメブロ内の誰かのブログがGoogleによってペナルティを受けることがあれば、当然、「ameblo.jp」全体の評価は下がります。つまり、アメブロで悪事を働いている誰かによって、アメブロユーザー全てにその影響が及ぶことになるのです。
Googleの考えは…
Googleは多くのユーザーにGoogle検索を利用してもらうことを望んでいます。なぜならば、Googleも営利企業であり、広告が収入源だからです。なので、検索結果が閲覧者の為にならないような、情報が薄っぺらいアフィリエイトサイトや、詐欺まがいのサイトを上位表示することを「良し」としません。
閲覧者の求めていない記事が上位表示されることは、Google離れに繋がってしまうからです。このようなことから、アメブロで作られた記事をユーザーに見せること自体がGoogleにとってリスクとなる可能性が高いので、Googleによるアメブロの評価見直しの流れは今後も続いていくと考えます。
2.無料ブログは1番おいしい所を持っていっちゃう問題
無料ブログの知られざる怖さその2は、1番おいしい所を持っていかれちゃう問題です。
まずは、1番おいしい所って何?ということですが、それは「広告」のことを指します。
無料ブログをすでに利用している方は、ご存知かと思いますが、無料ブログには必ずといって良いほど、広告が表示されていますよね。これこそが1番おいしいところを持っていかれちゃってる問題なんです。「なんだ、そんなことかぁ。」じゃ済まされないんですよ!
無料ブログを使って、知ってる人だけに見てもらえれば良いという、割り切った日記を書いている方なら大した問題ではありません。しかし、あなたはビジネスでブログを活用しようとしていますよね? その場合、この広告がある場所ってサイト内で1番重要なんですよ。下の画像を見てみてください。赤枠の箇所が人間が1番クリックする場所なんです。
そこには、本来お問合せボタンだったり、メルマガ登録のフォームなどといった、CTA(コールトゥーアクション:行動喚起装置)を設置しておきたい場所なのです。人間は左上から右下に目線が動く、ということが人間工学的に証明されているので、デザイナーはそのようにサイトを設計します。サイトのロゴって、だいたい、左上にありますよね。然るべき場所に然るべき情報を置くことで、ウェブサイトは最大の効果を発揮するのです。
ウェブ活用をして、最大の成果を上げるためのやりたいことができない、というだけで、充分なリスクなんです。
3.アカウント削除問題
前述しましたが、急にアカウントを削除されてしまうリスクが常に付きまといます。有名人や、アクセスを稼げるブロガーはトピックに上がりやすいように優遇されています。それはそうです。タダでアメブロに莫大なアクセスを集めてあげてるんですから。優遇されるべきです。
しかし、これだけは忘れないでください。アメブロにとって不都合であったり、Googleからの評価が落ちそうな記事を書いている人は、アカウントを削除されて・・・ハイおしまい。ナゼ削除されたのかも教えてくれません。いきなり終わるのです。
自分じゃない誰かにビジネスの根幹を握られている状況。考えただけでも恐ろしいですね。もしあなたが、アメブロ1本でビジネスをしているのであれば、即刻その状況から脱するべきでしょう。
4.アメブロのユーザー層に問題あり?!
無料ブログの知られざる怖さその4は、アメブロのユーザー層にあります。
あなたのビジネスが真っ当であればあるほど、アメブロ集客にストレスを感じてしまうでしょう。アメブロを始めとするSNSを中心に活動する人たちは、自分で考えて情報を選択できていない人が多いです。その理由は、「自分を持ってない人が多い」からです。
「自分を持っていない人」というのは、常に答えを求め、自分に都合の良い答えを探し続けます。ですので、言葉の強い人や影響力のありそうな人へなびく。もしくは、あり方で肯定して支配しようとする人へなびくのです。
2015年頃から台頭している、SNS起業家と呼ばれる人たち。「ポエマー系セラピストやスピリチュアリスト、子宮系と呼ばれる怪しい人種、肯定を装って支配するカウンセラーやエセコンサルタント」などという肩書で、自分を持っていない人から搾取するビジネスが多く存在するようになりました。
この辺りの人達は常に誰か、何かを否定、批判して共感を得ています。否定、批判は別段悪い事とは思いません。ですが、その先のビジネスが「搾取」である状況は大問題です。一度、SNS起業家と呼ばれる人達の投稿とそれに寄せられるコメントをじっくり見てみてください。わたしの言っていることが全て理解できると思います。
このようなビジネスの割合が多くなってしまった為、アメブロユーザーは、常に答え探しのためにアメブロ内を巡回しています。発信の内容や立ち振る舞いに於いて、SNS色が強ければ強いほど、本来、あなたを必要としてくれるはずの「見込み客」だった人も離れていってしまいます。アメブロやSNSなかには世の為になる有益なコンテンツもたくさん存在します。しかし、そのようなコンテンツの比率が少なくなっていると判断せざるを得ない状況です。そんなリスクのあるコンテンツを検索結果の上位に表示するほどGoogleもバカではありません。
アメブロとWordpressの集客ツールとしての違い
WordPressはコンテンツを主軸にした集客を行います。アメブロはSNSのようなコミュニティを主軸にした集客を行います。ひとつずつ詳しく説明しますね。
Google「アメブロはSNSですよ」
Google「アメブロはSNSだからね。上位表示しないからね。よろしくね。」
と、Googleは名言しています。その証拠に、こちらのGoogleアナリティクスの画面をご覧ください。
Facebookに次いでAmebaが入っていますね。そうです。アメブロはGoogleからはSNSと位置づけられているのです。これがアメブロを集客主軸として考えてはいけない決定的な理由となります。
ウェブサイトやブログで集客をする際、1番の流入元は、検索である
あなたは、何か悩みを解決したいとき、どのように行動しますか?まずは検索をすると思います。もし今、あなたが悩んでいることがあれば、検索してみてください。わたしの場合、「毛根 復活させたい」とかですね。その検索結果に、FacebookやTwitterの記事(投稿)って上位に表示されていますか? されていません。
検索結果にFacebookの投稿は一切表示されることはありません。Twitterの投稿内容も、検索で上位にくることは稀(まれ)です。Googleによって「アメブロはSNSである」と断定されている事実があるのです。これが、SNSであるアメブロも、検索結果で上位に表示されにくくなっている理由が分かります。
WordPressと無料ブログの「集客方法」の違い
最後に、アメブロとWordpressの集客法についてお伝えしていきます。アメブロはSNSでるということはすでにご理解いただけたかと思います。
アメブロは「SNS集客」
コミュニケーションを行うことが大きな目的のひとつであるSNS。フォロー、フォロワーといった関係性の中で、コミュニケーションを経て、エンゲージメント(つながり)を深めるといった「SNS集客」法がメインで、コミュニティ集客とも呼ばれています。
Facebookは顔見知りとのつながりをより強固にする、Twitterは比較的若い年齢の層が利用しているので、その層と繋がりたいときに活用する、などSNSを利用している層にも注目する必要があります。アメブロの場合、集客の対象者は基本的にアメブロのユーザーなので、自分の理想のお客様像がアメブロユーザーであれば効果を見込めます。
SNSで集客をしようとした場合、自分のお客様がどこにいるのか?をしっかりと見定めて、利用するSNSを決めましょう。
WordPressは「コンテンツ集客」
WordPressを活用した場合の集客のメインターゲットは、Googleのような検索サイトを使うユーザーです。
検索サイト使うユーザーが検索しそうなキーワードを予測し、そのキーワードに対する「解決策を提示」を行うことで、コンバージョン(お問い合わせや、購入、メルマガ登録など)に結び付けます。
記事ごとに設定したキーワードに応じて訪問数が増えていく集客法で、中心はコンテンツ(情報)です。訪問してくれたユーザーに、」この記事のおかげで悩みが解決できた!」と思ってもらうことを主な目標としてコンテンツを作ります。あなたのコンテンツに問題を解決してもらったユーザーはあなたに信頼を置くでしょう。
そのユーザーはメルマガに登録してくれるかもしれませんし、商品を購入してくれるかもしれません。このように、コンテンツを中心にコンバージョンにつなげることを主軸にWordpressの集客は実施されます。
まとめと結論
アメブロ(無料ブログ)は集客目的で使い続ければ使い続けるほどリスクが高まります。そのリスクとWordPressに移行するメリットをご理解いただけたら嬉しいです。
ビジネスで集客をしたいなら、WordPressを利用すべきです。繰り返しとなりますが、無料ブログは、運営会社があなたの記事を使ってアクセスを集めて、広告費で稼ぐために提供されています。個人がビジネスをする為に提供されていないのです。
一部ブログサービス側から認定を受けて広告を非表示にしたり、デザインをカスタマイズできたり、商用利用が認められている場合もありますが、そこまでする労力と時間を考えるとWordPressに移行したほうが良いでしょう。WordPressは最初は取っ付きにくく感じますが、慣れるまでの辛抱です。すぐ慣れるので安心してください。
ビジネスをする人にとって、WordPressは協力な集客ツールになるでしょう。あなたが1日でも早く、無料ブログを卒業し、WordPressを利用して、集客できるようになることを祈っています。
WordPressのブログ機能を活用して、どんなコンテンツを書くべきか?どうコンバージョンにつなげるのか?を7STEPにまとめた実践ガイドブックがあるので、詳しく知りたい方はぜひ手に入れてください。
投稿者プロフィール
-
WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」
- 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)
- WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士
- SEOコンサルタント
- 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
(*1) Google Analytics Individual Qualification - Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)
- Webクリエイター能力手認定試験エキスパート
- ネットマーケティング検定取得
WEB利用・技術認定委員会主催 - 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)
- デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)
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ビジネスにおいてWordPressを利用するメリットと、無料ブログを利用するリスクを
強く感じました。両者の比較を用いた説明は非常に分かりやすかったです。
WordPress利用によるランニングコストや更新の分かりにくさと言ったデメリットの
受け入れついては、ブログという「資産」を守っていく上も必要最低限な事なのかと。
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Kobaさまコメントありがとうございます。毎度はげみになります。仰るとおり、「資産」を守り築いていくためには、アメブロにくらべてとっつきにくいところがあるかもしれませんが、結局「慣れ」が解決してくれます 笑
だいたいみなさま10記事くらい書けば「慣れた」と言ってくれるので、あまりデメリットと考える必要もないかもしれませんね^^
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数年前からワードプレスを利用していますが、改めてワードプレスの魅力を知りたいなと思って読ませていただきました。
なによりも、アメブロを使う人たちが「アメブロの評価を上げるためにブログを書いている」という構図にびっくり。またアメブロには、搾取系の人たちがたくさんいることへの違和感も感じていたので、スッキリしました。
役に立つ記事をありがとうございます。
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Hanaさまコメントありがとうございます。アメブロユーザー=情報弱者という構図で見ている人は搾取側に回っていますよね。そのような人達に時間とお金を搾取されないように自分なりのフィルターを持っておくと良いと思います。
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アメブロを長くやっていたので、開始当初の頃を思い出しながら楽しく読ませて頂きました。
現在はWordPressをメインにやっています。アメブロはアメブロユーザーとの繋がりが生まれた一方、それ以外の人とのつながりが出来にくいのがデメリットなんですよね。
実はWordPressって様々なブログ、あるいはYouTubeやnoteといったブログ以外の人とも繋がれるのが最大のメリットだと思っているこの頃です。
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ひがさまコメントありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。GoogleAnalytics内のデータを見ても、アメブロはSNSと位置づけられているので、「ブログ」という役割で利用するのは間違いということがわかります。とはいえ、敢えてアメブロを利用している層をターゲットとして定めている人もいますし、使い方を誤らなければ価値はあると思っています。