小さな会社のWEB集客を応援するメディア、WEB-SUP編集長の田村です。
SEOが重要!
SEOをやれば集客ができて、売り上げがあがる!
そんな時代はとっくに終焉をむかえました。
このメディアを見て頂いているあなたには、すでにご理解いただいてると思います。
でも実は、まだこの考えかたで集客をしていこうとしている方はまだたくさんいます。
SEOに多くの予算を割く会社、それは・・・
大企業です。
大企業のWEB集客の根幹には、SEOの考え方が根強く残っていて、SEOに多くの予算を割いています。
理由はただ一つ。サイトへの莫大な数の流入が見込めるからです。
莫大なアクセス数を元に、ユーザーの傾向をつかみ、マーケティングに活かしていくのです。
大企業運営のWEBメディアの流入元を見てみると、「検索」が8割強を占めています。
(これは、さまざまなSEOツールを利用するとわかるので、また別の記事で紹介しますね。)
ビッグキーワードでSEO施策を実施し、読者に見つけてもらう確率を高めて、プロライターに書かせた記事を見てもらう。
これは、大企業の戦略です。
ブログをWEBメディアやWEBマガジンと位置づけして、多くの予算、多くの人員を使って運営していきます。
こうゆうやり方で、多くのファンを獲得していくわけです。
わたし達のような、小規模事業者、さらに言うと、中小企業、個人事業主はこのやり方では絶対に勝負できません。
バッターボックスにすら立たせてもらえないような状況です。いや、ネクストバッターズサークルにも入れない、なんならベンチ入りもしていないくらい・・・いやいや、もしかしたら、野球をしていないくらいの感じです。
まずリソース不足で息詰まるでしょう。
明日から県大会なのに、メンバーが5人しかいない。みたいな。
もう野球の話しは良いでね。少ししつこかったです。
話しを戻します。
それでもSEOに予算をかけてしまう会社
大企業と同じやり方じゃ絶対勝てないのに、
「SEOをやれば売り上げが上がります!成果報酬でいいんです!」
と営業してくるSEO業者の言うことを真に受けてしまった、小さな会社のWEB担当者は、いまだSEOに予算を使い続けます。
これは、麻薬といっしょです。
一度SEO業者を使ってしまうと、辞めるのも不安になり、SEO業者の言うがまま、もっともっと予算をつぎ込むことになります。
成果報酬なんていっても、Googleのロジック改変で、何も施策をしていないのある日突然1位になっている、なんてこともざらにあります。それで、お金だけ請求されたらたまったもんじゃありません。
まだ大切な予算をSEOに割きつづけますか?
そんなお金で買ったような検索順位には、何の意味もありません。
順位にコンテンツの内容が見合っていなければ、アクセス数は増えても、記事を読んでもらえることはありません。
読者の検索意図(インテント)に寄り添ったコンテンツでなければ、あなたの会社やあなたのことを好きになってくれる人なんて居ないでしょう。
消費者(読者)の目は肥え、偽物、本物の情報を見分けるための知恵を持っています。
知恵どころでは無く、肌感覚でそれがわかるようになってきているのでしょう。
また、Googleによるスクリーニングによって消費者が真に欲しい情報のみ検索結果に表示されるようになりつつあります。
断言します。
お金をかけた、小手先のSEOは無意味です。
お金をかけたSEOは、近い将来ペナルティの対象となるでしょう。
SEO業者の言う、
- 良質なリンクを付けます。
- プロのライターをジャンル・業種ごとに抱えているので、コンテンツの量産ができます。
そんな量産のためにつくられた記事にだれが心を動かされるのでしょうか?
せいぜい、「ふ~ん・・・そうなんだ。知りたい情報は手に入ったから、他のサイトも見てみよ!」くらいで終わるのが関の山です。
もし、検索上位に表示されて、アクセス数がアップしても、読者に選んでもらえなければ全く意味を成しません。
今が正に過渡期。時代が変わる、ルールが変わろうとしている。という最中にわたしたちはいます。
じゃあ小さな会社は大企業とどう対峙すればよいのか?
結論から言うと、小さな会社なりのSEOを行う。です。
相談いただく方の集客方法を見てみると、時々、大企業と同じ方法でSEOしているなぁ・・・
というサイトの運営をしている方がいます。
中小企業・小規模事業者のビジネス戦略が大企業と根本から違うように、SEOも中小企業と大企業ではやり方が違います。
中小企業は、大企業と比べてすべてが圧倒的に不利です。
予算、物量では到底勝てないです。
そのため、ネット集客において、中小企業が大企業の真似をしても絶対に成功しません。
これは、SEOも同様です。
中小企業・小規模事業者のWEBサイトは、競合の多いビックキーワードでSEO対策をしても、上位に表示される確率は限りなく低いです。
なぜなのでしょうか?
なぜビッグキーワードで大企業に勝てないのか?
Googleは、順位を決める際に、単純にページの内容だけをみているだけではなく、サイトの運営年数や更新頻度、蓄積されたページ数、ファン数、、、などを総合的に判断しています。
それをドメインパワーなんて呼んだりします。
大企業のWEBサイトは、インターネットの黎明期から独自のドメインを持ち、数十人以上のウェブディレクターが日々企画をし、その企画に沿ってプロのライターがコンテンツを量産し、大量の資金をもとにメディア戦略を行い、多くのファンを獲得しています。
これを15年以上前から続けている・・・
このような大企業と正面から戦って勝てるはずがありませんよね?
勝つ為に、生き残る為に、ニッチキーワードと専門知識
ちなみに、大企業はビックキーワードで上位表示を狙えるため、わざわざニッチキーワードを狙いません。
つまり、ニッチキーワードが「狙い目」なのです。
さらに、中小企業が大企業にも負けないものは「専門知識」です。
あなたが、あなたのビジネスで蓄積してきた専門知識。これはプロのライターでも絶対に敵うものではありません。
その業種の専門ライターだとしても、あなたのお客様の悩みまでそのライターが理解しているはずもありません。
大企業がページを大人数で量産するなら、中小企業は1ページの質を極限まで高め、そのページをニッチキーワードでSEOすることです。
「1つの秀逸なコンテンツは、巨人をも凌駕する」
「コンテンツ・イズ・キング」の時代、わたし達のような小規模事業者にも活路が見えてきました。
PS:
さあ!いよいよ、わたし達のようなちいさな会社が、WEB上で戦略的に動ける時代がやってきました!
すこし頭を使って、しっかり取り組めば、成果がでる時代です。
ワクワクしますよね。
ぜひ、そのワクワクをわたし達と「形」にしましょう!
投稿者プロフィール
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WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」
- 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)
- WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士
- SEOコンサルタント
- 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
(*1) Google Analytics Individual Qualification - Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)
- Webクリエイター能力手認定試験エキスパート
- ネットマーケティング検定取得
WEB利用・技術認定委員会主催 - 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)
- デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)
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