CPAとは?

  

2019年8月2日  2021年6月6日

あなたも「インターネットで広告を出してみよう!」と考えたことが一度はあるかと思います。広告を出稿するとなった際、誰もが気にする費用対効果。あなたも費用対効果、きになりますよね? もしあなたがウェブ担当者だった場合、社長にや上長から広告出稿の効果を数値で求められたりするでしょう。

そんなときに役に立つのが、CPAという指標です。

CPAってなに?なんの略?なんて読むの?

CPA(シーピーエー)とはCost Per Acquisition(コスト・パー・アクイジション)の略で、ユーザーひとりあたりの獲得単価を表す指標です。

Cost(コスト) 「予算」という意味
Acquisition(アクイジション) 「獲得」という意味

商品購入や会員登録、資料請求、お問い合わせなどのサイトによって目的はそれぞれです。それらの目的のことを総じてコンバージョン(CV)と呼びますが、コンバージョン(CV)1件あたりの広告費用を示す値がCPA(シーピーエー)となります。

つまり、利益につながる成果を1件獲得するのに費やすコスト = 「顧客獲得単価」ともいいます。

CPAの計算式

CPAの算出方法は、顧客獲得のために掛かったコストを、成約数で割り算すれば算出できます。

例えば、ひと月10,000円の広告費を掛けてリスティング広告を出稿し、そのリスティング広告から10件の成約があった場合、CPAは1,000円となります。

CPA = かかった費用 ÷ 成約数
CPA(円) = 広告掲載費用 ÷ コンバージョン数

CPAでわかること

例えば、リスティング広告の場合で考えてみましょう。

 広告A広告B
キーワード「タオル 安い」「タオル 問屋」
総費用10000円5000円
申し込み獲得件数10件10件
CPA1000円500円

CPAの金額に着目してください。広告Bのほうが広告Aに比べて500円安いですよね。ということは、効率よく獲得できていたのは、広告Bということになります。

CPAを考える際に気を付けるべきポイント

CPAの値を出す目的は、広告の費用対効果を確認することです。CPAの値が低ければ、少ない広告費で多くの効果が出ているということになります。

ここでひとつ注意しなければいけないのが、CPAの数値が全てではないということです。CPAが変動する背景には何があるのか、その原因を突き止めなければ、計画的な広告の展開は難しくなってしまうのです。

広告予算を減らせばCPAを減らすこともできるが…

「CPAを下げたい!」と誰もが考えるでしょう。そこで、CPAを単純に減らすには広告費用を減らせばCPAの値は下げることができます。

しかし、CPAの値を下げようとするために広告費用を減らしてしまうと、コンバージョンも減る可能性がでてきます。コンバージョンが減れば、結果的に売り上げ(利益)が下がる可能性がゼロではないことを念頭に置いておきましょう。

CPAを活用する上で知っておいた方がよいこと

広告の費用対効果を明確にすることは非常に難しいと言われています。
広告の役割は大きく別けて

  • 情報伝達
  • 欲望創出
  • 購買への説得

と、3つに分かれますが、情報伝達の効果は費用対効果を目視などで確認することが難しいといわれています。その理由は、広告対象の商品やサービスを知っている、ということに対しては調査の方法が限られてくるからです。たとえば、街灯でのインタビューや調査会社が行う無作為のアンケート調査でしか、このような情報を得ることは難しいのが現状です。

ただし、欲望創出購買への説得の結果、顧客が実際に商品やサービスの購入に至った場合であれば、広告の効果をはかることができます。
そこで活用される指標が「CPC(シーピーシー)」、「CTR(シーティーアール)」、「CPO(シーピーオー)」、「ROAS(ロアス)」、「ROI(アールオーアイ)」、などです。どれもCPAと似た用語なので、憶えるのに苦労します。そこで、文末に一覧表としてまとめました。まずはそれぞれを詳しく見ていきましょう。

CPC(シーピーシー)とは?

Facebook広告やリスティング広告(検索広告)では、成果ではなく、クリックで広告費用が発生します。

そこでクリックに対する費用対効果を算出したものがCPC(シーピーシー)となります。Cost Per Click(コスト・パー・クリック)の略語となり、「クリック一回あたりにかかった広告費用」という意味です。

Cost(コスト) 「予算」という意味
Click(クリック) 「クリック」という意味

CPCの計算式

CPC = 広告費用 ÷ クリック数

たとえば、10万円の広告費用でクリック課金型のFacebook広告を出稿し、5000クリックされたら、CPCは20円となります。

『10万円 ÷ 5,000クリック = 20円』

CTR(シーティーアール)とは?

広告が表示されてクリックされた回数の割合を示すのがCTR(シーティーアール)となります。Click Through Rate(クリック・スルー・レート)の略語となり、「クリック率」とも言います。

Click(クリック) 「クリック」という意味
Through (スルー) 「通過」という意味
Rate(レート) 「割合」という意味

CTRの計算式

CTR = クリック数 ÷ インプレッション数(広告が表示された数)

要するに、広告が表示された回数のうち、クリックされた回数の割合のことを言います。

CPO(シーピーオー)とは?

CPO(シーピーオー)は1~4の流れの費用を計算した指標です。

  1. 広告が表示されて
  2. クリックされて
  3. 来店の予約があって
  4. 来店して購入

Cost Per Order(コスト・パー・オーダー)の略語で、「契約単価」または「注文獲得単価」と呼ばれています。

Cost(コスト) 「予算」という意味
Order(オーダー) 「注文」という意味

CPOの計算式

CTR = 広告費用 ÷ 購入人数

要するに、「ある契約や注文を獲得するのにかかった広告費用」のことを言います。

ROAS(ロアス)とは?

Return On Advertising Spend(リターン・オン・アドバタイジング・スペンド)」の略です。

Return(リターン) 「戻る」という意味
Advertising(アドバタイジング) 「広告」という意味
Spend(スペンド) 「費用」という意味

ROAS(ロアス)は日本語では、「広告費用対効果」となります。
ROASは支出した広告費に対して何倍の売り上げがあったかがわかり、倍率が大きいほど効果的な広告だということがわかります。
インターネット広告は、個別の広告によって発生した売り上げが把握できるので、広告ごとのROASを計算することが可能です。

ROASの計算式

ROAS = (総売上高 ÷ 総広告費) × 100

例えば、売り上げが100万円、広告にかけるコストが50万円だった場合ROASは200(%)になります。これは広告費1円あたりで2円の売り上げがあったということになります。この場合、広告費をもっと捻出すれば、もっと売り上げが立つことがわかります。

ROI(アールオーアイ)とは?

ROI(アールオーアイ)とは「Return On Investment」の略で、日本語だと「投資利益率」となります。ある事業や施策において、投下した資本に対しての収益性を図る指標です。

Return(リターン) 「戻る」という意味
Investment(インベストメント) 「投資(コスト)」という意味

ROIの計算式

利益 ÷ コスト × 100 = ROI(%)

ある広告に20万円投資して、40万円の利益が出た場合はROIが200(%)となります。ROASとの違いは、「売り上げ」が「利益」の差となります。「売り上げ ー 費用(コスト) = 利益」となりますが、費用(コスト)計算が流通の事情などで算出が困難な場合などは、ROASを活用することになります。社内や商品の事情に応じて使い分けましょう。

まとめ

CPAを見ることで各施策の費用対効果を把握できるようになります。ひとつ注意が必要なのは、比較対象があって初めて意味を成します。自社で出した広告の「過去と現在の比較」、同時期に同じ予算で打ち出した「広告Aと広告Bの比較」など、CPAを常に取得しつづけることで改善点が見えてきます。

また、CPAと混同されがちなCPO、CPC、CTR、ROAS、ROIについても紹介しました。各指標は一見すると似たような指標に見えますが、示すの意味合いは全く別のものです。各指標の違いを把握したうえで、広告の改善、商品やサービスの改善に活かせるようにどの指標を使うのか?というところを考えることがポイントです。

CPAはこう使おう。こう言おう。

友人A
友人A
こないだ出稿したFB広告のCPAと、Googleのリスティング広告のCPAを出して、どっちが効率の良い広告運用ができているかレポートにまとめますね~

投稿者プロフィール

田村巧次(タムラコウジ)
田村巧次(タムラコウジ)株式会社コタム代表
WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」

  • 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)

  • WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士

  • SEOコンサルタント

  • 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
    (*1) Google Analytics Individual Qualification

  • Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)

  • Webクリエイター能力手認定試験エキスパート

  • ネットマーケティング検定取得
    WEB利用・技術認定委員会主催

  • 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)

  • デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)

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コメント

    • りょう
    • 2019.08.22

    恥ずかしながら「会計士?」と思ってしまいました(笑)
    広告マーケティングに於いて、費用対効果の最大化を図る為の重要な指標となりそうですね。
    もっと多くの一般的指標の基礎を理解していきたいと思います。

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