オウンドメディアが注目される理由

  

2019年8月2日  2021年3月11日

令和となった今、なぜオウンドメディアが再注目されているのでしょうか?

実は、広告や検索エンジン、SNSなど、さまざまな環境の変化が関連しています。オウンドメディアが注目を浴びるようになった時代背景などについて詳しく説明していきます。

オウンドメディアが注目されるようになった要因はこの3つです。

1.広告費用の高騰

リスティング広告やFacebook広告、ネイティブ広告(メディアに溶け込むように表示される広告)など、この世の中にはたくさんのWEB広告が存在しています。

しかし、ネット利用者のリテラシーは年々あがってきており、それに伴い広告に対しての懐疑心も強くなっています。

インターネット広告,テレビ広告,およびラジオ広告の約75%をそれぞれ回避してしまっているという結果が報告されている

日本マーケティング学会:消費者の広告回避に関する国際比較より 抜粋

 

さらに、スマートフォンの広告ブロック機能が普及したこともあり、CPA(一人当たりの獲得単価)が高騰。

今までの手法では費用対効果が合わなくなってしまいました。ペイドメディアに重点を置きすぎると、時代の変化や、市場の変化などの影響で、広告費が上がったり、今までうまくいっていたものがNGとなったりしたタイミングで痛い目をみることになりますよね。

そのため、自社の資産となり、半永久的に集客をし続けてくれるオウンドメディアに注目が集まっています。

2.検索エンジンのアップデートは常に実施されている

検索エンジンができたばかりの頃のSEO対策と言えば、ブラックハット SEO が主流で、現在のSEOとは大きくかけ離れたものでした。

被リンク(リンクをもらう事)の売買が隆盛を極め、とにかく多くのリンクをもらうことに躍起となっていた時代です。そのような悪質とも言えるSEO対策は現在は全く通用しません。この10年間で検索エンジンは大きく進化しました。

Googleが悪質なSEOの取り締まりを強化し、専門性があり、良質なコンテンツをより多く掲載するWEBサイトを評価するようになりました。

[sitecard subtitle=専門性や権威性について詳しく考察しています。 url=https://homepage-picnic.com/seo/google-update-2018-8/]

このように検索エンジンがアップデートしたことで、検索ロボットはどんどん賢くなっておいます。このような事情から、多くのWEBサイト運営者は、コンテンツマーケティングに取り組まざるをえなくなり、多くのオウンドメディアが公開されることとなりました。

3.SNSとスマートフォンの普及

近年では、Twitter や Facebook、Instagram など、日本で多くのSNSが普及しました。

こちらは、ICT総研が発表した日本におけるSNS利用者数の推移です。

日本におけるSNS利用者数を調査したデータでは、2013年には56.4%だったSNS利用率が、2019年には77.0%まで増加しています。

これからもSNSの普及率は増加を辿る一途と予想が成されています。このようにSNSを誰もが楽しむようになった今、コンテンツを受け取る側だった人達は、自分自身の手でコンテンツを拡散できるようになりました。それもスマートフォンを使えばお手軽に可能です。

また、

  • スマートニュース
  • グノシー
  • NAVERまとめ
  • NewsPicks

のように、さまざまなメディアのコンテンツをまとめて公開する「キュレーションメディア」というものが台頭しました。キュレーションメディアに取り上げられることによる拡散性は非常に大きく、多くのシェアを獲得することができ、「面白い・為になる」と感じてもらえたコンテンツは、必然的に多くの人の目に触れられるようになりました。

 

まとめ「オウンドメディアってなんでこんなに注目されてるの? 」

オウンドメディアで「面白い・為になる」と思ってもらえるような、良質なコンテンツを作ることにより、SNSなどで拡散されるようになりました。この状況は、お金を使った広告よりも宣伝効果が見込めることも十二分にあるということです。

このような理由から、より多くの宣伝効果を得られるようになったことも、オウンドメディアが注目されるようになった理由です。

オウンドメディアを活用して、ビジネスを盛り上げていきましょうね! あなたのビジネスがWEBを活用してより良くなることを心から祈ります。

 

投稿者プロフィール

田村巧次(タムラコウジ)
田村巧次(タムラコウジ)株式会社コタム代表
WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」

  • 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)

  • WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士

  • SEOコンサルタント

  • 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
    (*1) Google Analytics Individual Qualification

  • Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)

  • Webクリエイター能力手認定試験エキスパート

  • ネットマーケティング検定取得
    WEB利用・技術認定委員会主催

  • 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)

  • デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)

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コメント

    • へいしち
    • 2019.08.22

    確かにペイドメディアを鬱陶しいと感じる事が個人的にも多くなってきて、良いサービスであっても広告の手法でマイナスイメージを持ってしまうという残念な結果を生み出しているような気がします。
    その点オウンドメディアはサービスの概要だけではなく、会社の「想い」も反映されているので、リピーターのような優良顧客を作りやすいのかもしれませんね。

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