ブログを毎日書く必要はない。

  

2018年11月6日  2021年3月11日

ブログの更新頻度問題。

集客目的のブログを始める際に、誰もがこの問題にぶつかります。

「どれくらいのペースで更新していけばいいのか?」

とにかく毎日書くことが成功への近道だ!と言う人もいるでしょう。

しかし、更新頻度が低い企業がブログ集客に失敗しているのかというと、決してそうではありません。

 

この更新頻度問題ですが、

わたしは、「毎日更新しなくてよい」と考えます。

では、どのくらいのペースで更新していけば適切か?

というのは、一概には言えないのが正直なところですが、

5年ほど前までは、毎日更新すればするほど面白いほどアクセスが伸びる。

なんなら1日のうちに3記事アップするなんて猛者(もさ)もいたほどです。

そんな結果があった時期もありました。

しかし、現在では、企業がブログを実施する目的によっても、
扱う商品やサービスのタイプによっても異なってくる。

というのが答えです。

なによりもコンテンツの質を重要視

  • とにかくサイトのアクセス数を早く増やしたい!
  • とにかく企業の認知度を早く上げたい!
  • 早く顧客を定着させたい!
  • 商品購入のリピーターを増やしたい!

と考えているのなら、できるだけ頻繁に更新していったほうが有利に働きます。

なぜならば、更新頻度が多ければ多いほうが、検索ロボットの巡回頻度が増え、Googleからの評価も高くなるからです。

・検索ロボットのインデックスを早める方法はこちらでも説明しています。

更新頻度を高めることは、結果的にSEOに有利である、ということが言えます。

更新頻度を多くすることは、簡単なことではない

しかし記事を頻繁に更新していくのは簡単なことではありませんよね。

今、この記事を書いていて、ひしひしと感じています。

人手もかかるし労力も掛かります。

少ない人数でブログの運営している会社で、更新頻度を追い求めるあまり、
無理をすると、必ずコンテンツの質に影響が出てきます。

検索エンジンは、他にははい情報が載っている「価値のあるコンテンツ」を評価します。

また、訪問者にとって価値のある情報を提供しなければ、あなたを選んでもらえることは無くなるでしょう。

更新頻度を重要視しすぎたせいで無理をしてコンテンツを量産すると
「良い成果」を生み出すことはできないでしょう。

質の低いコンテンツはマイナス評価

質の低いコンテンツは評価されないどころか、Google からマイナス評価を受ける可能性があります。

質の低い記事がひとつあることで、サイト全体の順位が下がることさえあります。

逆に質の低いコンテンツを削除したら、サイト全体の順位が上がった。という事例も沢山あるくらいです。

そのため高い更新頻度でブログを運営していくにはある程度の人数でチームを作り、それぞれ役割を分担して運営することが重要です。

では反対に、それほど頻繁にサイトを更新する必要がないのはどういった会社なのでしょうか?

頻繁にコンテンツを更新しなくてよい会社とは?

それはライバル会社が少ないニッチ産業の企業や、リピーターを作らなくていいタイプの商品を扱っている企業などです。

ここで言うライバル会社とは、

・あなたの競合が同じ商圏内

・あなたと競合のターゲットが丸被り

の場合です。

ライバル会社がブログを沢山更新している場合、同様の更新頻度にしないと、そこに勝つことは難しいかもしれません。

しかし、同じ「業種・業態・商圏内」で、ブログ集客にちからをいれている会社が少ないのであれば、

今がチャンスです。

更新頻度が遅すぎると?

しかし、あまりにも更新するペースが遅いというのも問題があります。

なかなか更新されないサイトというのはそのメディア(ブログ)のマイナスイメージにもつながってしまう恐れがあります。

また、ある程度コンテンツの量がないと、中身の乏しいサイトだと判断されてしまいます。

そしてもう1つ大きな注意点は、

更新の頻度が低い場合はよりコンテンツの質が求められるということ。

たまにアップされるコンテンツが、訪問者が求めていない価値のない、消費者がサイトを訪問する理由になりません。

何よりも消費者は自分にとって役立つ情報を求めている、ということを念頭に置いて運営していくことが大切です。

 

無理のない更新頻度で価値のあるコンテンツを

先に書いたように、メディア運営の目的や、扱っている商品・サービスにより、適した更新頻度というのは違います。

気を付けるべきなのは、更新頻度を守って運営していくことです。

定期的に更新していくことにより、サイトを訪れる消費者との関係は作られていきます。

急にペースが下がってしまったり、本来の業務が忙しいあまり更新が止まってしまうなんてことが無いように、

自分たちで更新頻度をルール化することも大切です。

いつ更新されているかわからないサイトは、訪問者もすぐにチェックしなくなってしまいます。

やはりここでも「消費者の目線」(=読者ファースト)というのが大切です。

まとめ

わたし達のお客様の中には、1週間に1度更新する。と決めて運用している方もいらっしゃいます。

それでも、ライバル会社がまだコンテンツマーケティングに取り組んでいないため、集約効果は抜群です。

ブログの更新頻度は、その目的や商品に合った「効果的で」「無理のない」更新頻度を設定しましょう。

投稿者プロフィール

田村巧次(タムラコウジ)
田村巧次(タムラコウジ)株式会社コタム代表
WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」

  • 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)

  • WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士

  • SEOコンサルタント

  • 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
    (*1) Google Analytics Individual Qualification

  • Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)

  • Webクリエイター能力手認定試験エキスパート

  • ネットマーケティング検定取得
    WEB利用・技術認定委員会主催

  • 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)

  • デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)

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コメント

    • Hana
    • 2019.08.28

    更新頻度、悩んでいました。

    スタッフの負担が大きいということもあり、不定期更新になってしまったり、正直なところ質が低い記事になってしまうこともあったので、更新頻度やペルソナ、どのような内容を更新するかも含めて、ルール化していけたらいいなと思いました。

    役に立つ記事をありがとうございます。

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