コンテンツマーケティンを実施する最終目的は、なんだったでしょうか?
そうです。以前よりお伝えしている通り、自社の売上げを継続して安定的に上げていくことですよね。何度もお伝えしているので、聞き飽きたかもしれません。しかし、このことを忘れてしまい、目的が目的になり、ただひたすらブログを書き続ける…という方が後を絶ちません。そのようなことにならないように、「ゴール=売上げを上げる為に取り組む」ということを常に意識しておきましょう。
それでは、この最終目的である売上げを上げるを達成する為に、一番大切なことを早速お伝えします。それは…
まずは知ってもらうこと。とにかく知ってもらう事。しらなきゃ買われない。ということ。
こんなこと、言われなくたって、「なんだ当たり前のことじゃないか。」と心の中で想っている所でしょう。しかし、どのようにWEB上で知ってもらえば良いのか?具体的に答えられる人は意外と少ないと思います。知っていれば、そもそもあなたもこの記事を読んでいないはずです。
知ってもらうこと。少しカッコイイ言い方をすると「認知を得る」。何度も言いますが、まずはあなた(あなたの会社の商品・サービス)のことを知ってもらうということがWEBを使った売上げをアップする第一歩です。あなたのことを知らなければ、あなたの商品を必要としているお客様はあなたから買うことはできないのです。
「認知の獲得=多くの人に知ってもらう」はあたりまえ。
「認知の獲得」とは、より多くの人に知ってもらうことを指します。そのために、多くの企業は膨大な広告予算を計上して、TVCMやWEBコンテンツを世の中に送り出しているのです。自分たちの商品・サービスをたくさんの人に知ってもらって、その中で漏斗(じょうご)にかけていって、一部の人に購入してもらえば良いという考え方です。
もちろんわたし達のような小さな会社には膨大な広告予算を投じるような余裕はありません。そこで、自分たちでできることのブログの登場です。では、どのようなブログを書けば、多くの認知を得ることをができるのでしょうか? もったいぶってもしょうがないので、答えを言ってしまうと、ブログで認知を獲得するには、「課題解決型」のコンテンツを中心に制作していくことです。「課題解決型コンテンツ」は消費者とのコンタクトポイントが増えやすい為、SEO的にも大きな効果が期待できます。
認知の獲得には課題解決コンテンツ!売上げアップという目標へ導く基本中の基本。じつはこれを正しく作っていくだけでも、問い合わせや商品購入に繋がります。
課題解決型コンテンツって何?
課題解決型のコンテンツとは、消費者の抱える課題やお悩みを解決してあげられるコンテンツのことです。これはコンテンツマーケティングの基本中の基本かつ、一番重要なコンテンツとなります。あなたのメディアの屋台骨と言えるでしょう。
なぜ課題解決コンテンツが売上げアップに結び付くのでしょうか? それは、課題解決型コンテンツを配信し続けることで、検索エンジンからのトラフィックが増加します。これは、見込み客になってもらう為のファーストステップです。
①課題解決コンテンツで出逢いを生み出し
②興味獲得(次章で説明)コンテンツで見込み客をお客様へと育成していく
③購入してもらう
という一連の流れをスタートさせる為の大事なコンテンツです。ですので、課題解決コンテンツで多くの人を沢山集めることが出来ればできるほど、それに比例して売上げアップに寄与することになります。
課題解決コンテンツを作るときのたったひとつのコツ。
課題解決コンテンツを制作する時に重要なのは、自社の商品やサービスの情報を一方的に発信するのではなく、お客様(読者)視点で必要とされる情報を発信することです。
「誰に何を伝えるべきか」そして、「読者(お客さま)は何を知りたいのか」を最優先で考えましょう。自分の書きたいことを書いてしまうと、どうしても読者(お客様)が置いてけぼりになってしまいます。書いたブログがなぜか売り込みっぽくなっている、、という方は、この傾向が強いです。
また、あなたはあなたの業界の専門家ですが、当たり前のように使う専門用語も読者からすると、ちんぷんかんぷんな場合があります。できるだけ、初心者でもわかるように書いてあげましょう。
とにかく読者の為になることを、あなたの目線、専門性を活かしてお伝えしましょう。その心意気を読者は汲んでくれます。また、文章から熱意や愛情も伝わります。あなた自身の言葉で、読者の為になることを発信しましょう。
読者(お客さま)が知りたいことを書こう!自分が言いたいことを言ってしまうと、売り込みになりガチ。
それでは具体的にどのようなコンテンツが課題解決型コンテンツと呼べるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
読者に好まれる課題解決コンテンツ2つの型
読者に好まれる課題解決型コンテンツ「教育型」と「コンテンツSEO型」とわたし達は考えています。主役級は「教育型」で「コンテンツSEO型」は、わき役と考えてください。それぞれ詳しく説明していきましょう。
教育型コンテンツとは?
ひとつめは教育型(エデュケーショナル型)です。
いきなり商品を売り込むのではなく、お客様の疑問や困りごとに対してコンテンツで答える手法です。商品購入にあたり、あふれるほどの選択肢がある現代において、お客様は疑問を持っているはずです。
髪を乾かすドライヤーはどの機種がいいの?
普段は気にならないけれど、いざ購入を考えると「自分に合ったドライヤーを買いたい。その理由も知りたい」という欲求が湧きますよね? ドライヤーと言っても数え切れないほどの機種が世の中には存在します。「乾かすのがどれよりも早い」とか「頭皮や髪の毛にやさしい」とか「風の出し方がトルネード型で、髪を立たせて乾かす」とか、多種多様です。消費者は、今、自分が必要としているドライヤーはどんなものなのか知りたいという欲求を持っています。
わたし自身が現在、必要なドライヤーは早く乾くことよりも、頭皮がしっかりと乾くドライヤーです。あなた自身もどんな欲求があるのか考えてみてください。ドライヤーに対する欲求はひとそれぞれ千差万別です。こうした欲求や疑問に対して的確に答えることにより、見込み客がまだ漠然としたイメージしか持っていない段階から関係性を構築し、商品購入を手助けしていくのが教育型の考え方です。このようなコンテンツは、一過性の広告とは違い、同じような疑問を抱く生活者がいる限り有効であり、資産となっていきます。
また、お客様に商品を正しく選ぶ知識を身につけてもらうことにより、購入した商品の満足度、そして購入体験そのものの満足度が高まり、その後の口コミも期待できます。
コンテンツSEO型とは?
ふたつ目は、コンテンツSEO型です。こちらはおまけです。Googleが新しい検索アルゴリズムであるハミングバードアップデートを2013年9月に発表して以来、SEOの視点がキーワードや被リンク数からコンテンツの質重視へとシフトしました。コンテンツマーケティングを行うことがSEO対策になるようになりました。
考え方としては、エデュケーショナル型とほぼ同じですが、敢えて違いを強調するならば、エデュケーショナル型が、わかりやすさを追求し、お客様が認知、検討、決定と購買プロセスを進む過程における離脱率の少なさを重視する一方、コンテンツSEOはその名の通り、検索順位を重要視するということです。
またコンテンツSEOの場合は、ロングテールキーワード狙いの比較的ライトな情報を量産し、幅広い層に検索してもらうということも行います。例えば、あなたが畳屋さんだったとして、畳のことだけを書いて行くのではなく、畳に付随するして発生する業務である「ハサミ研ぎ」のことや、「ミシン」のことも記事にしていきます。直接的に畳に関係がないような、「ハサミ研ぎ」や「ミシン」のことに興味のある読者層を狙うことになりますが、多くの人の目に触れること、まずは知ってもらうこと、を主の目的としているので、これでもOKとする考え方です。
まとめ
コンテンツマーケティングの目的は、売上げを上げること。
それを達成する為の土台作りがWEB上で認知を増やす(しってもらう)こと。
認知を増やす為のコンテンツには2つの型が有効で、「教育型コンテンツ」と「コンテンツSEO型」。
この2つの型は、情報をアクティブに検索している層に見つけてもらいやすいので、次の段階(あなたに興味をもってもらう)に運びやすい。
「認知」の段階で作るコンテンツは売り込みはNG。興味を持っていない読者に売り込んでも嫌われてしまいます。売り込みは今後の段階でやるべきであり、まずは認知の獲得に注力することが、コンテンツマーケティング成功への第一歩!
以上紹介してきた2つの型は、既に顕在化している情報ニーズを満たすためには優れていますが、潜在ニーズを掘り起こす力はあまり強くありません。なるべく多くの潜在見込み客に対してリーチするためには別の方法が必要です。
投稿者プロフィール
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WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」
- 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)
- WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士
- SEOコンサルタント
- 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
(*1) Google Analytics Individual Qualification - Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)
- Webクリエイター能力手認定試験エキスパート
- ネットマーケティング検定取得
WEB利用・技術認定委員会主催 - 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)
- デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)
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