コンテンツマーケティングを始める理由を知りたい。

  

2020年2月4日  2022年12月5日

はじめに。

イメージ コンテンツマーケティングという言葉ブログを使って集客、売上げをアップさせたい。インターネットマーケティングに取り組みたい。安定した集客の仕組を作りたい。そんなふうに考えているなら「コンテンツマーケティング」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

この言葉自体は昔からあるものですが、2014年頃からインターネットマーケティング界隈でよく耳にするようになりました。それは当然のことで、インターネットを活用し集客や収益を得たいと考えている事業者であればコンテンツマーケティングは必ず実施しなければならない施策だからです。これは大きな会社も小さな会社も同じです。

あなたの会社に訪れる広告代理店の営業マンやコンサル会社の営業マンも積極的にコンテンツマーケティングを提案するでしょう。それだけ取り組むことに意味のある施策だということです。

しかし、本質を理解せずにコンテンツマーケティングを始めてしまうと、かつてブームを巻き起こしたSEO対策と同じ課題にぶつかってしまいます。

「良くわからないけど周りがやってるからうちも始めなきゃ!」「手っ取り早くブログかSNSを始めよう!」こんな焦りから安易に始めてしまうと必ず失敗してしまいます。

わたしの私見ですが、「とりあえず始めた。」で成功した人を私は知りません。なぜなら、正しい方法で行わないとコンテンツマーケティングは全く成果が出ないからです。

イメージ とりあえずブログをはじめてみた

ではどうしたら良いのでしょうか? 自分ではできないの? なんで失敗するの? どうしたら成功するの?

このページは疑問を解決できるシリーズ記事をまとめたページです。

インターネット上には、「え?!こんな情報が無料で公開されてていいの?」と思わず唸(うな)ってしまう情報がたくさん存在します。

インターネット集客の方法に関しても、効率良く探すことができればいくらでも有益な情報が見つかります。

しかし、それらの情報はその道のプロが書いた上級者向けの記事だったり、リソース(人やお金)が充実しているような大きな会社じゃないと実行できないような方法論も多く存在しています。また、インターネットに落ちているコンテンツマーケティングに関する情報は大抵が断片的なものなので、それらすべてを自分の頭で理解した上で、自分に必要な情報に最適化する必要があります。

これからインターネットを使って集客しようと考えている人にとっては、どの情報が自分にとって本当に役に立つ情報なのか?を見極めることはたいへん困難でしょう。わたし自身もそうでした。様々な書籍を買い漁ったり、高額セミナーに参加したり、情報商材を購入したり…人には言えない程のお金を使ってきました…笑

多くの予算と時間を投じてきたからこそ、わかったことがあります。それは…

小さな会社が本当にやるべきことはシンプルだ」ということです。

このシリーズに目を通していただくことで、あなたは私のように遠回りをしたり、たくさんのお金を無駄に使う必要が無くなります。

ですので、「小さな会社が最優先ですべきこと」そして、小さな会社の経営者が「コンテンツマーケティングを実施する際に知っておくべきこと」2つにフォーカスしてお伝えしていきます。

小さな会社には大企業にマネできない小さな会社の戦い方が存在します。

まずは、戦う為の前提となる知識をお伝えします。ビジネスにおける知識というのは、プロスポーツ選手で言うところの身体づくりと一緒です。メジャーリーグで大活躍したイチロー選手でさえ、毎日の素振りや、身体のメンテナンスに多くの時間をかけていました。

実践が最大のインプットになるという言葉を良く聞きます。とは言え前提となる知識をしらなければ、テクニックを有効活用できません。まずは、基礎となる身体づくりと思って読み進めてみてください。

知識を得て、インターネット集客の仕組みを理解できれば、あとは実践していくだけです。

気になる情報は自分で探せる時代

スマホの台頭により、誰もが手軽にに情報を入手できるようになりました。テレビを見ていて欲しいと思った商品の情報収集をするのは当たり前。ひと昔前は私たち消費者の行動をある程度、企業側がコントロールできる時代でした。

しかし現在でそれをしようとすると炎上してしまう恐れもあり非常に困難なこととなりました。以前のマーケティング手法が通用しなくなったのです。ステマ(ステルスマーケティング)のようなものがよく炎上する例です。

イメージ いつでもどこでも好きな時に知りたい情報を収集できる時代

こんな時代の流れによって、テレビや新聞を利用した広告の効果はどんどん低下しています。

インターネット広告の場合も、以前より広告費用が高騰している割に効果が見込めない状態となっており、費用対効果に疑問の声が大きくなっています。

このような状況のなかで、会社と消費者を繋げる方法として、コンテンツマーケティングと呼ばれる手法がじわじわと定着しつつあります。コンテンツマーケティングの重要なポイントは、商品をアピールすることではなく「価値のあるコンテンツ」をお届けするということです。

イメージ 関係性を築く価値あるコンテンツって何?

価値あるコンテンツを通じて企業と消費者との関係を「強く」「深く」「長く」構築していけるのがコンテンツマーケティングとなります。

良い商品はあたりまえ。良いコンテンツを作る

先ほども述べたように、興味を持った商品の情報を誰もが簡単に収集できる時代です。だからこそ、会社にはそれに見合った戦略というものが必要になります。自社の商品を様々なコンテンツを通じて伝えていく事で、消費者との関係は深まっていき、結果的にそれが売り上げへと繋がります。

イメージ 価値あるコンテンツとは、お役に立てる情報

人は自分にとって有益な情報を継続的に与えてくれる相手とは、いつまでも付き合っていきたい思う生き物です。

そんな人間の心理を理解すると、「人が求めている情報や、人のお役に立てる情報を発信してくことが大切」ということに頷(うなず)いていただけると思います。

良い情報を作ってお届けするということは企業にとって最も重要なことです。わたしの知人の税理士先生の話しによると、情報発信している企業はしていない企業に比べると生き残る率が大幅にアップするそうです。

イメージ 価値あるコンテンツで顧客との関係性を築く

価値あるコンテンツを通じて、消費者との関係性を構築することで、競合他社ではなくあなたの会社を選んでもらえる決め手となります。

イメージ コンテンツが役に立った時のユーザー心理

今の時代に合ったマーケティング手法

イメージ 価値あるコンテンツはSNSですぐにシェア

消費者にとって有益な情報というのはFacebookやTwitterのようなSNSで大きく広まっていく時代です。コンテンツを作り情報を発信するということは今の時代に合った効果的なマーケティングでしょう。

そうすることで、その商品を以前とは比較にならないほど広い範囲に「深く」アピールすることが可能になります。その中にはあなたが作ったコンテンツを偶然見つけて、その内容から企業や商品に興味を持ってくれる消費者も存在するでしょう。

イメージ 膨大な予算をかけずに新たな顧客と繋がることができる時代

インターネットとSNSの普及により予算をかけずとも消費者とつながれる時代に

ひと昔まえは膨大な広告予算をかけられる大企業にしかできなかったことが、小さな会社でも無料でできるようになりました。ビジネスブログやSNSを効果的に利用することで、想定している顧客層だけではなく、新たな顧客も獲得できるというのがコンテンツマーケティングの特徴です。

さらに言うと、あなたが理想とする顧客を引き寄せ続けることができる、そんなパワフルな手法なのです。

 

数ヶ月先、数年先の企業活動を視野にいれて

広告というものは幅広い範囲に一斉に情報を発信することができます。そのため短期間で多くの人に企業や商品を知ってもらえるというメリットがありますが、その分膨大な予算が掛かります。イメージ 広告のメリットとデメリット

そんなマス広告とは異なりコンテンツマーケティングは、効果が表れるまでに時間が掛かってしまうことが事実です。長期的に行う施策ということをしっかりと理解して臨む必要があります。イメージ コンテンツマーケティングのメリットデメリット

時間が掛かる理由は、最初の内はコンテンツの数も少ないためサイトへの訪問者が少ないからです。またGoogleの検索エンジンのデータベースに登録されてコンテンツが評価されるまで、ある程度の時間が必要となります。

そのためコンテンツマーケティングを開始してすぐに、結果に反映されるということはありません。

コツコツと継続することで、じわじわと効果が表れてくる戦略であるということを知っておきましょう。

これを知らないと、

「いつまでやればいいんだ…」

「効果なんかでないよ…」

「うちの業界には合わないんだ…」

なんて思考になり、道半ばで心が折れてしまい辞めてしまいます。

コツコツ継続!じわじわ効果!を知っていれば継続する底力が湧いてくるはずです。

そして正しく行えれば必ず良い未来が待っている。それがコンテンツマーケティングの魅力です。

 

コンテンツマーケティングを行う目的

人は接触する機会が多ければ多いほど、その相手に対して愛着を持つ傾向があります。これは心理学用語でザイオンス効果とよばれています。

初対面の相手を信用できるという人はなかなかいませんよね。コンテンツマーケティングはこのザイオンス効果の特性を活かして、消費者との距離を縮めていこうという作戦です。

消費者は継続的に企業のコンテンツに触れることで、企業や商品、サービスをどんどん知ることで興味や関心を膨らませてくれます。

ザイオンス効果のイメージ

消費者に寄り添ったコンテンツを発信することで企業に信頼感を抱いてくれるようになります。

その結果、企業や商品のファンになってもらえて売り上げにもつながることとなります。このようにじっくりと時間をかけて企業や商品のファンを作っていくこと、これがコンテンツマーケティングの大きな目的です。

顧客と関係を作ることで自社を選んでもらう

ショップの投稿にいいねをつける様子

好意を抱かないサービスや商品に「いいね」はしない

ファンになってくれたということはその企業や商品を信頼してくれているということ。

その消費者は競合他社よりも信頼しているあなたの企業の商品を選んでくれます。ファンが多いということは同業者との競争を回避することができるのです。

ファン化による認知拡大の様子

ファン化ができると知名度を上げる活動が消費者を巻き込みどんどん波及していく

そしてコンテンツを魅力的に感じてくれた消費者、ファンとなってくれた消費者は、その企業や商品の良さをSNSなどで広めてくれるかもしれません。またそれを見た人が興味・関心を抱いてくれたり、さらに情報を拡散してくれるということも期待できます。ファンになってくれた顧客の手により、どんどん知名度は上がることになります。

コンテンツマーケティングを行うと、ファンになってもらえて、自社の知名度を上げることができます。その結果として売上に繋がります。

蓄積されるコンテンツは、良い効果が継続する

広告は出稿し続けるには予算が必要です。予算を使い切ってしまえば消費者と接触する機会は無くなってしまいます。

コンテンツは一度発信するといつまでもWEB上に残るものです。そしてそのコンテンツは作れば作るだけ蓄積されていきます。蓄積されたコンテンツには新たな顧客を集める力があり、それは長期的に続いていきます。

コンテンツと広告の違い

数ヶ月先、数年先の成果の為にコツコツと継続してコンテンツを作っていくことは大変です。しかし、企業活動を続けていく為には必ず通る道ですし、必ず報われるときがきます。

広告費を捻出し続けることに比べコストの削減となり、起動に乗ってしまえば安定した売り上げを生み出すというがコンテンツマーケティングの特徴です。

会社の継続と成長を考えた際、無視できないマーケティング施策のひとつです。

コンテンツマーケティングの成功に欠かせないたったひとつのこと

前述したとおり、今日始めてすぐに効果がでるようなものではありません。運営後、数ヶ月はなかなか注文や問い合わせに繋がりません。

その原因の多くの割り合いを占めるのが、提供者の目線でコンテンツを提供していることがあげられます。この壁を超える為に必要な秘策がひとつだけあります。その方法は、「利用者になり切る」ということです。

コンテンツマーケティングを理解し成功させるためには、消費者(読者)が何を求めているのかを「正しく理解する」ことが、一番大切です。

でも、これは実はとても難しいことなんです。世間に出回っているコンテンツマーケティング関連の記事や書籍を見てみると、提供者側のメリットや手法を解説するものが多く、消費者(読者)目線で解説されているものは殆どありません。

まずは、読者を理解することがコンテンツマーケティング成功への近道であることも抑えておきましょう。

 

投稿者プロフィール

田村巧次(タムラコウジ)
田村巧次(タムラコウジ)株式会社コタム代表
WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」

  • 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)

  • WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士

  • SEOコンサルタント

  • 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
    (*1) Google Analytics Individual Qualification

  • Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)

  • Webクリエイター能力手認定試験エキスパート

  • ネットマーケティング検定取得
    WEB利用・技術認定委員会主催

  • 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)

  • デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)

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