ホームページが無くなる未来はくるのか?

  

2018年9月12日  2021年3月11日

仕事中のメンバーとの雑談は、お客様のサイトの改善点と美味しいランチのこと。そういえば、「メンバー」って言い方、少し前に流行りましたね。山口メンバーとか。PICNICの田村メンバーです。

 

先日、メンバーとのランチ中に「ホームページの定義」っていう話になって、とても面白い話しになったので、共有させてください。

今後、ホームページはいらなくなるのか?わたしの答えは。

今後、様々な情報拡散ツールが開発されては消えていくでしょう。そのなかで生き残り存在感を表すものがでてくるはずです。Facebookが世の中でシェアを広げている最中も、もう「ホームページはいらない!」なんて声高々にいっているコンサル会社もありました。しかし、現状どうでしょう。TwitterやInstagram、Googleマイビジネスなどなど、沢山のコンテンツ配信の為のツールが世に存在しています。でもホームページもしっかりと存在感を示していますよね。

このような状況を見て、今後、ホームページはいらなくなるのか?と問われるとわたしの答えは、NOです。殆どの方がそう答えると思います。

この議論は、7年前、会社を立ち上げた時からずっとしてきました。スマートフォンが台頭したころにも、この話題がでました。

結果、ホームページをスマホ最適化する。ということに落ち着きましたよね。世界的に。

では、次世代は、どうなるのでしょうか。

ホームページのTV画面最適化でしょうか。

もしくは、スマートウォッチ最適化・空気上の微粒子に映像を反映させる最先端技術最適化。

運転中の車に投影される画面、最適化。

スマートスピーカー最適化。ということも考えられます。

表示する媒体がかわれば、ホームページもそれに最適化され、必要とされ続ける。

なので、永遠にホームページは失われない。というのが、わたしの答えでした。

ホームページの定義を今一度考えた

昨今では、Facebook や Instagram、Twitter などの SNS をコアとして利用する人は増えています。

ネットショップの運営者も自前の ECサイトを持つのではなく、BACEや、STORES.jp のような、無料のウェブサービスを間借りすることが当たり前となってきています。

どんどん手法がお手軽化・インスタント化しているわけですね。

当然、インスタントな方法はみんなやるわけで、すぐに行き詰まってくるわけです。

メルカリとかは破格の値段で買おうとする層ばかりで価格競争どころの話ではないわけです。

そこでホームページの存在意義の話となり、ホームページってなに?ということを、定義してみることになりました。

結論。

「他者によってページが閉じられてしまう可能性があるページはホームページではない。」

ということになりました。

わたしの出した答えとは、また違った答えだったので、これには、目から鱗というか、まさにそうだなと、思いました。

ページの開設、閉鎖は自分で決められるものがホームページであって、他者の権限で勝手に決められてしまうリスクがあるものはホームページではないと・・・

良い定義です。

確かにそれは、インターネットでビジネスをする人からすれば、自分のビジネスを他人に握られているようなものなので、あってはいけないことだと思います。

SNSや無料のウェブサービスは基本的にサービス側の判断でページを閉鎖することができます。

利用している、ウェブサービス(SNSや無料ブログ、食べログ)の利用規約を隅から隅まで目を通してみてください。

簡単に削除できる旨、必ず記載があります。

アメブロでビジネスをしていて、削除された人なんてゴマンといます。

あなたもそんな話を聞いたことがあるかと思います。

なので、そういうものはホームページには成りえない、そうゆう結論です。

インターネットビジネスに於いての立ち位置を考える

ここで重要なポイントはホームページは今後、インターネットビジネスにおいて、どういう立ち位置になっていくかという話です。

以前、LINE や Messenger が流行り始めた時に、E-mailが消えると世間では言われていました。

広告代理店が率先して、このことを大々的に唄っていましたしね。

そうなると信じた人は多かったのだと思います。

既読機能が、革新的すぎましたらからね、ビジネスでもコレは使える!となったわけです。

E-mailでやり取りするのは時間もかかるし時代遅れだと。

書籍まで出てきていましたよね。ひたすら煽ってくるタイプの書籍です。

メール?時代遅れでしょ。

電話?相手の時間を奪うだけの、前時代的な過去の遺物でしょ。

ビジネス企業は、チャットワークだけ、エバーノートだけ、Zoomだけ使えれば全く問題ないでしょう。

会議もいらない。事務所もいらない。社員もいらない。いらないいらない・・・

むしろそれ以外は、無駄でしょ?まだ使い続けるの?

的な・・・

ほんとうに、SNS上でも、本屋でも、中釣り広告でも、この類(たぐい)の情報は、どこにでもありました。

思い出してください。コンビニに置いてあるムック本の表紙にも書いてあったくらいです。

なので、専門家っぽい人は、このように言うわけです。

今後のコミュニケーションツールはLINEなどのチャットツールだけになる。

わたしが読んだ書籍のなかに、

「今後のコミュニケーションツールはLINEなどのチャットツールだけになる。」

と提言していたものもありました。

実際にどうなっている?

では、実際にはどうなっているのでしょうか?

なってないですよね。

むしろ、E-mailはハブのような存在となり、より中心的な役割を担うようになりました。

ウェブ上のサービスを登録する時もメールアドレスが必要だし、メルマガも現在、マーケティングを行うツールとして、最重要な役割を担っています。

結論、より重要度の高い通信手段として使われるようになりました。

メールでのやり取りを証跡的に残すことで、「契約」としている企業も多いようです。

いや、それならLINEや、Messenger、チャットワークでもいいよね。と思いますよね?

しかし、これらは、一企業が提供しているサービスを利用しているだけにすぎません。

なんらかの理由で、そのツールが急に使えなくなることもあります。

恐ろしすぎませんか?

お客様とのやり取りのメインに使っていたツールが無くなること。

それをもって「契約」としているものが無くなってしまうこと。

あり得なくないのです、現に、さまざまなサービスは急遽提供を中止する時代です。

インターネットプロバイダが提供していた、無料ホームページサーバが使えなくなった。なんてことはザラにありますよね。

経験済みですか?サイトの引越、しんどかったですよね・・・良くわかります。

提供企業の倒産だったり、利用規約違反と判断されることだったり。

まとめ

SNSや無料のウェブサービスなどの周辺メディアももちろん必要なのですが、それはあくまでもサテライトであってセントラルではありません。

これと同じでホームページも今後そうなっていくと考えます。

セントラルとなりうるのは、用途を限定せず、幅広い活用が可能なホームページが機能的に一番近いというわけですね。

 

ランチ中に話した内容にしては、とても濃い時間となりました。

投稿者プロフィール

田村巧次(タムラコウジ)
田村巧次(タムラコウジ)株式会社コタム代表
WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」

  • 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)

  • WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士

  • SEOコンサルタント

  • 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
    (*1) Google Analytics Individual Qualification

  • Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)

  • Webクリエイター能力手認定試験エキスパート

  • ネットマーケティング検定取得
    WEB利用・技術認定委員会主催

  • 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)

  • デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)

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