こんにちは。小さな会社のWEB集客を応援するメディア、WEB-SUP編集長の田村です。
わたし達はWEB制作を生業(なりわい)としているので、ホームページリニューアルのご相談を頂くことが多くあります。
結論からお伝えすると、
「リニューアルは現状のホームページの反応率を把握してから!」
というお話です。
ここで言う「反応率」とは、コンバージョンの達成率や、
達成に満たなくても、消費者の行動フローを見直すことで解決できるようなものを探りましょう。
ということです。
ホームページをリニューアルしたい1番の理由
わたし達が頂く、1番多いホームページをリニューアルしたい理由は、
昔ながらの「反応率の良いホームページテンプレート」
がデザイン的に古臭くなっているので今風のにしたい。
というものです。
気持ちはすごくわかります。
古臭いなぁ…と感じる自社のホームページのデザイン。
それをそのままにしておくと、うちの会社は時代遅れな会社とみられてしまうのでは?
みたいな、なんとなく「恐怖」に近い感情を抱きますよね。
わかります。すごくわかります。
わかるのですが…この手の話で1番大切なことが抜け落ちています。
それは現状のホームページの反応率がどうなのか?
ということ。
ご依頼を頂いて、そのホームページを見てみると、
面白いことに、その古い型でいまだに反応率が上々のホームページが意外と多いということ。
消費者の目線から言うと、慣れ親しんだ「ちょうどいい」感じのホームページっていう、感じ。です。
感じ感じ言ってますが、なんとなく伝わりますでしょうか?この「感じ。」
そうゆうホームページは、反応が取れている間は、実はあせってリニューアルしないほうが良いわけです。
場合によってはスマホ対応の為に全面リニューアルをしてコンバージョン率(お問い合わせ数)がガクっと下がってしまった。
という話もあるくらいなんです。
ホームページリニューアルは甘い罠
なんでもかんでもリニューアルをすれば良い。では無い。
ということが、ここまででおわかり頂けたと思います。
うちのホームページのリニューアルは、ほんとうにするべきか?
という疑いの目は持ったほうが良さそうですよね。
特に、行動力のある素晴しい社長は気をつけてください。
「やる!と決めたらとことんやる、絶対やる!俺はやる!」
「あそこの会社もこの間リニューアルしてたしウチもやるぞ!やる!絶対やる!」
「やる!絶対やる!!!!!!!」
「やるぞ!!おい!!!やるぞ!!!!!!!」
という、松岡修造氏なみの激熱な行動力でビジネスを引っ張ってきた社長。
すごく尊敬します。
しかし、「リニューアルをしよう!」と決めた後、一旦落ち着いて考えてみてください。
ホームページをリニューアルをすれば、効果が上がる。
という制作会社の営業が言う話しは、「まゆつばもの」だと考えてください。
あなたのライバル会社のホームページはリニューアルをして、本当に成果が上がっているのでしょうか?
ライバル会社がリニューアルしてるからウチもやる。という考え方では、そのリニューアルは失敗します。
リニューアル後にどうゆう戦略をとっていくか?が1番大切です。
- リニューアル後、広告を使って集客をする。
- 消費者に見に来てもらえるコンテンツを充実させ続けること。
こうゆうことをしなければ、リニューアルをしてカッコイイサイトを作っても効果は上がらずに終わるでしょう。
これは、お店の内装を改修して、看板やチラシを全く配らないことといっしょなんです。
そうなれば、
せっかくお金を掛けたのに、効果がでなかった。
↓
お金ばっかりむしり取る、WEB制作会社なんて、信用できない!
↓
WEBで売上げをあげるなんてうちには無理だったんだ!
↓
やっぱり足を使った営業こそ1番だ!
となってしまうわけです。
それでもリニューアルしたい!という場合。
では、現在のホームページである程度反応が取れているけど、デザインをどうしても変えたい。
という場合もあるかと思います。
まずは、スマホ化しなきゃ!というような場合です。
現在のサイトである程度、反応が取れている場合、特に気をつけなければいけないのが、サイトの構造と情報設計を変えないことです。
リニューアルするからといって、これを崩してしまうと、痛い目を見ます。
また、古いホームぺージと新しいホームページを併存させるというのもひとつの手です。
本サイトは今のまま残しつつ、リクルーター向けのサイトは、今風にする。とかですね。
リニューアルすべきと判断した場合は?
では次は、
「リニューアルすべき」
と判断した時にどうするのか?
ということをお話ししていきたいと思います。
いままでの話とは逆に、全く効果でていないホームページも中にはあります。
昔、名刺代わりにとりあえず作っておいた、みないなホームページです。
行動力のある社長は、
「早速、ウェブ制作会社や知り合いのフリーランスクリエイターに見積もりの依頼しよう!」
となるのですが、これは、
ちょっとまって!ちょっと!ちょっとちょっと!
です。
その前にやるべきことがあります。
それは…
あなたのビジネスの戦略においてホームページがどういう位置付けにあるのか?
ということを考えるということです。
極端な話、ホームページはないほうがいい、となる可能性もあります。
実際、あるエステサロンのお客様は「選ばれたエグゼクティブな女性」しかお客様にしない。
ということを実現するために、ウェブサイトをクローズしました。
もちろんこれはあくまで極端な例です。
こんなこと制作会社が提案することはまずありえません。なぜなら自らで仕事を捨てているようなものですからね。
話しを戻します。
消費者があなたのことを知り、はじめて商品を購入する。そしてリピートをする。
このビジネスの基本中の基本、お馴染みプロセスの中であなたの会社のホームページはどんな役割をするのでしょうか?
これを考える必要があります。
これを考えないとホームページが元凶で、あなたのビジネスに於いてエラーが起こりうる。
ということです。
役割が違えば、できあがるホームページが異なるのは当然です。
それが決まってからでないと適切なホームページは作ることができません。
しかし、多くのホームページ制作会社は、依頼されれば「作る」というスタンスです。
「依頼」されているんですからね。そりゃそうですよね。
それを断る会社なんてそうそう無いわけです。
まとめ
ホームページをリニューアルする際、現状の反応率(コンバージョンの達成率:お問い合わせの数など)を確認すべき。
ということはご理解いただけたかと思います。
・時代に乗ったデザインにしたいのか?
・儲けたいのか?
ビジネスをやっているのであれば、後者なはずです。
しかしながら、デザインをカッコ良くしたいという目的のリニューアルをしたい方が世の中にはとても多いです。
いつだって敵は社長が飽きることなのかもしれませんね 笑
PS:
わたし達はお客様にとって1番良いと思う方法をご提案させてもらいます。
中には、「そのホームページ作らない方が良いですよ。」とお伝えすることもありますし、制作をお断りすることもあります。
実際に「目からウロコでした。」と仰っていただけたこともあります。
わたし達は、あなたのビジネスの成功をホームページでお手伝いする会社です。
わたし達と一緒に成長しませんか?
投稿者プロフィール
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WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」
- 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)
- WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士
- SEOコンサルタント
- 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
(*1) Google Analytics Individual Qualification - Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)
- Webクリエイター能力手認定試験エキスパート
- ネットマーケティング検定取得
WEB利用・技術認定委員会主催 - 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)
- デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)
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