コンテンツマーケティングの成功4つのカギ

  

2020年3月1日  2024年9月2日

あなたが「インターネットで集客をしよう!」と一念発起したとします。

そう決断した次の行動として、あなたならどちらが正解だと思いますか?

  1.  時間をじっくりかけて勉強をしてから取組もう!
  2.  今の時代、行動するものこそ勝ち残れる時代だ!とにかく行動!

あなたはどちらを選びましたか? わたしは①の慎重派です。

ビジネスシーンにおいて、②のとにかく行動する派を後押しする声が大きいです。行動→失敗を修正→行動のほうが、ビジネスにおいては成功する確率も、速さも段違いに「とにかく行動派」が勝るでしょう。

しかし、コンテンツマーケティングに関してはとにかく行動派は成果を出しづらいのです。

ある程度確立されている方法論を用いて、それに沿って運用していくことで、成功(何を以って成功するかは各会社の設定)までに掛かる時間が圧倒的に短縮ます。

コンテンツマーケティングにおいては、ある程度確立された方法・手法があるので、しっかりと概要を理解してから運用を開始することが圧倒的に有利です。成功するためには今から説明する4つの心得が欠かせません。これを徹底して理解し、実行して初めて成果が表れます。ひとつづつお話ししていきますね。

とにかく行動する中で掴んでいくのは、コンテンツを各段階になってからです。それまでは焦らずに知識を入れていきましょう。

1.あなたは何者?

1つめのカギ、あなたは何者?について説明します。

コンテンツマーケティングを成功させる為には、消費者(読者)があなたの会社(サービス・商品)のWEBサイトへ定期的に訪問してもらう必要があります。定期的に訪問してもらうことで、信頼関係を結び、最終的にあなたを選んでもらえるようになります。そこで重要なのが、「あなたは何者なのか?」ということです。いくら良い情報(コンテンツ)を発信していても、誰が発信しているのかわからない情報に消費者は、信頼を寄せることはありません。

あなたは何を目的にコンテンツを作ろうとしているのか?

消費者に信頼してもらう為には、あなた自身がどんなことができて、どんな価値を読者に与えられるかを明確にしなければなりません。

その際、あなたの「良いところ」だけを取り繕って一方的に伝えても、すぐに信用はしてもらえません。そして、それはコンテンツマーケティングの役割でもありません。

情報商材の販売などは、広告を用いて、可能な限り露出を多くして「良いところ “ だけ ” 」を徹底的にアピールします。「この価格は今だけだよ!」「これを買ってくれた特別なオファーは今だけ!」「これを買う権利があるの特別なあなただけ!」と衝動的に買わせるフラッシュマーケティングと呼ばれる手法です。

それは、信頼よりも欲望を喚起させることを主とし、甘い誘惑で1回切りの関係で終わる事を辞さない手法です。

一方で、コンテンツマーケティングは、このような手法が通じない(あるいは忌避する)ターゲットを対象とする施策です。

あなたの会社(商品・サービス)が信頼に足るものなのか、その素性を明らかにしなければなりません。それは、商品の性能や価格といったスペックではなく、あなたの会社がお相手(消費者・読者)にとってどんな利益をもたらすことができるのか、何をしてあげられるのかを立証することです。

あなたならどちらの会社のコンテンツを信用しますか?

  1. 1文字2~5円でライターさんへ外注した匿名のコンテンツ
  2. あなた自身やあなたの会社のスタッフが頭に汗をかいて作り出したコンテンツ

この2つなら多くの人は②に共感し、信頼を寄せるはず。文字や文章というのは、無機的に見えますが、熱や温度が伝わるものです。

外部ライターを利用して、「記事を量産しよう」と考えている発信者の意識は消費者(読者)ではなく Google に向いている可能性があります。

そのような場合、決まって、キーワード検索で上位を狙うことに熱中し、愛の無いコンテンツを大量生産してしまいます。

あなたの会社が求める消費者は、行きずりの見知らぬ人でしょうか? それとも、あなたの会社を求めている人でしょうか? きっとこの記事を読んでいるあなたは、ユーザーと信頼関係を築き、長く付き合っていきたいと考えているはずです。片想いの相手に振り向いて欲しければ、あなたの会社がどんな立ち位置で、どんな悩みを解決できるのかをしっかりと伝える必要があります。

2.誰のため?

2つ目のカギ、誰のため?について説明します。

あなたもきっと片想いをした経験があると思います。好きな人に振り向いてもらえないとき、あなたならどうしますか? すぐに諦めて他の人を探しますか? OKももらうまでアプローチを続けますか? あるいは自分磨きに精を出しますか?

現在進行形であなたに片想いの人がいるとしましょう。

その人のことをもっと知りたいと思いますよね?そして、自分の想いも伝えたいはず。そしていつの日か、片思いの相手に振り向いてもらい、両想いになりたいと思います。

コンテンツマーケティングにおいて一番最初に考えなければならないことが、「片想いの人(ターゲット)」にアプローチするための「筋道」です。

「道筋」を描くには、まずターゲットにしたい相手がどんな人かを明らかにする(設定する)必要があります。前章でお伝えした「ペルソナ設定」です。

ペルソナとは一言で表すと、「企業にとって最も重要で抽象的な顧客モデル」のこと。ひとりのユーザーとして凝縮した人物モデルのことです。

顔の見える「1人」にフォーカスする

誰からも愛されようとする人は、実は誰からも愛されません。八方美人ではなく、ただ「一人」のユーザーを愛することが大切です。

ペルソナを設定する理由は、顔の見える「一人」にフォーカスするためです。

不特定多数の人に「みなさーん!」と街頭演説のように呼び掛けても他人事として伝わってしまうので、あなたのメッセージは誰にも届くことはありません。ラブレターを不特定多数に一斉送信していることを想像してみてください。不謹慎かつ非常識な行為です。受け取った人の中には怒る人も出てくるでしょう。

つまり、顔の見える「一人だけ」に愛を届けることが想いを伝える第一歩となるのです。

3.最高のコンテンツを届ける

3つ目のカギは、「最高のコンテンツを届ける」です。詳しく説明します。

コンテンツマーケティングの成功可否は、「コンテンツ」にすべてがかかっています。

実は以下の2つがコンテンツマーケティングの全てです。

  1. コンテンツの質が高ければ成果が出る
  2. コンテンツの質が低ければ思うように成果が出ない

とてもシンプルですが、これが真実です。試しに、なにかあなたが気になっている悩みをGoogleで検索してみてください。広告枠を除外して、TOP5に入る記事は、懇切丁寧に悩みを解決する為のコンテンツを提供してくれているはずです。コンテンツの質が良いと、検索上位に表示される事にも繋がります。

コンテンツ作成は、絶対に妥協すべきではありません。自分の持てる知識を総動員して「間違いなく日本一のコンテンツができた!」と納得できるレベルまで高めることが大切です。

時間と労力はかかりますが、この基準まで達していないコンテンツを公開しても、あなたの会社の売上げに貢献することは難しいでしょう。

4.適切なタイミングでコンテンツを提供すること

4つ目のカギは、適切なタイミングでコンテンツを提供することです。

コンテンツマーケティングには6つの段階があり、その段階ごとに適切なコンテンツをお届けすることが成功のカギです。

  1. 認知(消費者の課題解決をし、知ってもらう)
  2. 興味(知ってもらい認知された後に、このコンテンツは誰が提供しているのか?など興味をもってもらう)
  3. 検討(サービス・商品の価値について正しい理解をしてもらう)
  4. 購入(具体的なオファーを提示)
  5. 継続(より良い使い方の提案やアップセル)
  6. 応援(イベントご招待などでコミュニケーションを活発化)

まだ消費者が「 欲しい!」と思っていない段階で、的外れなコンテンツを提供しても「セールスされた・なんだ結局売込みか…」と思われるだけです。

つまり、「まさに今ユーザーが欲しいと願っているコンテンツ」先回りして用意し、狙ったタイミングで提供することが4つ目のカギとなります。

 

まとめ

4つのカギを知ると、コンテンツマーケティングは戦略的に取り組む必要があるということをご理解いただけたかと思います。なかでもキモとなるのが、

  1. コンテンツの質が高ければ成果が出る
  2. コンテンツの質が低ければ思うように成果が出ない

です。中途半端なコンテンツでは誰にも振り向いてもらえません。これは「コンテンツマーケティングの成功=売上げへ貢献」と直結しています。腹の底に叩き込んでおきましょう。

次の記事では、良いコンテンツと悪いコンテンツの違いについてお話ししています。こんなのも「悪い」に含まれちゃうんだ…と驚く内容だと思います。

次の記事はこちら

 

投稿者プロフィール

田村巧次(タムラコウジ)
田村巧次(タムラコウジ)株式会社コタム代表
WEB制作会社Co-Tam.Inc代表の田村巧次です。
創業当初から、金で買うSEOを良しとせず、その時々の Google ガイドラインに沿ったSEO(ホワイトハットSEO)のみをクライアント提案。 制作したWEBサイトは、一切ペナルティを受けず、9割以上がキーワード検索で1位を獲得。どれもすべて効果の高いキーワードを選定する。制作会社の枠にとどまらず、2011年より、企業の情報発信の重要さをクライアントに提示。
「SEOの知識を正しく活用できれば、必ず集客の力になってくれます。」

  • 中小企業庁 中小企業デジタル応援隊事業 IT専門家(I00024525)

  • WACA認定WEB解析士・上級ウェブ解析士

  • SEOコンサルタント

  • 米国Google認定 GAIQ(*1)(認定資格ID:28179066)
    (*1) Google Analytics Individual Qualification

  • Google モバイルサイト認定(認定資格ID:36523368)

  • Webクリエイター能力手認定試験エキスパート

  • ネットマーケティング検定取得
    WEB利用・技術認定委員会主催

  • 国家資格:システムアドミニストレータ(現ITパスポート)

  • デジタルハリウッドスクールphp TA/講師(2009~2012)

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