Webコンテンツはなぜ重要か?企業のコンテンツ作成とマーケティング戦略

  

2021年9月30日  2021年10月12日

社長のゲンさん
うーん。「コンテンツだコンテンツだ」って、
口を揃えてヨコ文字ばかり。
イライラしてきた
秘書の出木杉さん
イライラされてどうしたんですか?
社長のゲンさん
いやあコンテンツが大事とか
しょっちゅう耳にするんだけど
コンテンツの意味を調べても
具体的なにが重要なのかが見えてこない
秘書の出木杉さん
なるほど
でもホームページを運営するのであれば
WEBコンテンツがとても重要みたいですよ
社長のゲンさん
ほらまた、重要だって…
じゃあなぜ出木杉さんはそう思うのかね?
秘書の出木杉さん
私もコンテンツが重要と耳にするので、
気になってみっちり勉強しておきました
社長のゲンさん
おおお!さすが出木杉さん!
話を聞かせてくれ
秘書の出木杉さん
簡単に言うとWEBコンテンツは
「インターネット上でユーザーとコミュ
ニケーションをする為の唯一の手段」
ということです。
社長のゲンさん
え…?。。もう少し詳しく…

インターネットが普及しビジネスの場にも定着してから、「Webコンテンツ」という言葉がさまざまな場面で頻繁に使われるようになりました。

WEB戦略・WEBマーケティングにおいて、顧客のニーズにマッチした質の高いコンテンツを提供することが、Webマーケティングで非常に大切なスキルだと言われています。

Webコンテンツという言葉を理解しているようで、実はその定義やビジネスへの生かし方はよくわかっていないという方も意外と多いのではないでしょうか?

この記事では、Webコンテンツの言葉の意味から、戦略的にWebコンテンツを制作してマーケティングに活用するポイントについてをわかりやすく解説します。

Webコンテンツとは?

コンテンツ(Contents, Content)は日本語にすると「中身」「内容」「目的」といった意味を持つ言葉で、少し抽象的なものです。

このためWebコンテンツ自体も曖昧な表現を含んでおり、実は特定のモノを指すわけではないです。

「インターネット上に掲載されている情報すべて」がWebコンテンツと理解していただければ問題ありません。

Webページに掲載されている文章はもちろん、画像や動画、ナビゲーションにいたるまで、すべて訪問者が受け取る情報になるわけですから、
どんなに短いテキストや動画であったとしても、インターネット上で公開されている限りそれは「Webコンテンツ」といえます。

Webコンテンツを作成する目的

インターネット上でユーザーとコミュニケーションをする為の手段

企業がWebコンテンツを作成する最終的な目的は、自社の売り上げの向上です。

しかし、インターネット上での売上が目的だとしても、ただホームページを置いているだけでは当然ながら買ってはもらえません。

ユーザーはインターネットに公開されているコンテンツをみて購入するかの判断をしています。

ホームページにきたユーザーひとりひとりに話しかけることは残念ながらできませんが、その代わりに、コンテンツを通して適切な内容、タイミングで情報をあたえることによりユーザーと良い関係を築いていくことができます。

ですから、Webコンテンツとはある意味「インターネット上でユーザーとコミュニケーションをする為の手段」と言えます。

ユーザーは様々なコンテンツを通じて、売り手の事を知ってもらい、競合他社との比較、その結果購買やサービスの申し込みなどに至ります。

インターネット上で最終的に買ってもらうためには、質の高いWebコンテンツを通してユーザーとコミュニケーションをとる必要があるのです。

コンテンツの品質は、現実世界で言うコミニュケーション力

コンテンツはあればいいという訳ではありません。

仮にコンテンツの質が悪く、自社が提供している商品やサービスの情報を正しくユーザーに伝えられていないとしたら、それは売り手としても買い手としても双方にとって損失です。もちろん売上にもつながらないでしょう。

情報を伝えるコンテンツの質が悪かったり、さらには「コンテンツが存在しない」のなら、どんなに良い商品やサービスでも、その価値はユーザーには届きません。

コンテンツの品質は、現実世界で言うコミニュケーション力のようなものです。

WEBコンテンツが可能とするコミュニケーションの種類

ビジネスシーンにおいて、Webコンテンツが可能とする具体的なコミュニケーションを紹介します。

企業としての技術・知識をアピール

企業ブログを運営して技術系・知識系のWebコンテンツを積極的に発信することで、外部から「この会社にはしっかりとした技術・知識がある」と評価をもらえます。

それは企業価値を高める施策になり、このような企業情報を充実させることは来訪者の信頼獲得につながるため、見込み客の創出にも重要な役割を持ちます。

商品・サービスを幅広く知ってもらう

今や、商品・サービスを世界中に認知拡大するための媒体としてWebコンテンツ以上に強力なものはありません。

多くの人々は情報源をインターネットに依存しており、情報収集の必要性が生じれば新聞や雑誌を確認するよりも、すぐにインターネット上で検索することからはじめます。

当然のことながら情報の正確さが重要で、入れ替わりが早い製品や仕様や諸元など細分化された情報も適切に管理する必要があります。

ブランディングによるロイヤリティ向上

ブランド色を前面に出し、クリエイティブなWebコンテンツを発信し続けて世間から高い評価を受ける企業もあります。

Webコンテンツを介したブランディングはターゲット層のロイヤリティ向上(企業・商品・サービスに対する好感度を高めること)の効果が高く、SNSとの相性も良いため拡散性もあります。

来訪者がすぐ離脱しないように、インパクトを強め、動画コンテンツをうまく活用するなど、惹きつける仕組みが重要になります。

見込み客の創出(リードジェネレーション)

広告活用やソーシャル投稿、SEO対策による検索結果の上位表示など、様々な施策によりWebサイトへの来訪者を増やしていきます。その結果として情報を提供するだけにおわらず、見込み客につながる来訪者の獲得(見込み客の創出)ができます。

質の高いWebコンテンツは、今まで未開拓だったターゲット層へのアプローチも可能となるため、潜在顧客から見込み客を創出する手段として最も有効なツールと言えます。多くの企業がWebコンテンツを通じて日々新しい企業・消費者との接点を作り、見込み客創出に成功しています。

ここでは最初のコンバージョンになるため、関心を引きやすいテーマや課題解決のポイントなど、魅力的なコンテンツを用意する必要があります。

見込み客の育成(リードナーチャリング)

Webコンテンツを通じて創出した見込み客の購買意欲は、さらにWebコンテンツを通じて成熟させられます。

企業は見込み客が求めている情報を、さまざまなWebコンテンツを介して提供することで見込み客の背中を後押しします。

見込み客の立場になって検討プロセスにマッチしたフローを組み立てることで、「育成(ナーチャリング)」が進みます。

そのため、対象となる見込み客の属性(経営者かシステム担当者か、など)や興味範囲などからそのタイプ(セグメント)を分けて実施するとより効果が高まります。

WEBコンテンツは長期的な集客も見込める

Webコンテンツが従来の広告媒体と決定的に違う点は、集客効果に持続性があることです。

例えば折り込みチラシやテレビCMなどの広告媒体には即効性はあり、短期的な集客力には長けていますが、
その反面、時間が経てばほとんど集客力はなくなってしまいます。

それに対して、Webコンテンツは一度公開すればGoogleなどの検索エンジンを通して永続的に集客しつづけてくれます。

何年も前にアップしたコンテンツが、きょう誰かの為になり集客に繋がることがあるのです。

Webコンテンツを作成してから何年か経過したあとも、潜在顧客を掘り起こしていけます。

これがWebコンテンツの最大の魅力です。

このようなことから、マーケティングの世界でWebコンテンツは財産であるとよく言われます。

優良企業の株券が定期的に配当金を生み出すように、あるいは優良物件が毎月賃貸収入を運んでくるように、良質なWebコンテンツは存在するかぎり会社の集客に貢献し、利益を発生させてくれるからです。

質の高いWebコンテンツを積み上げればそれが会社の財産となり、3年先・5年先・10年先までの売上げアップに貢献してくれます。

Webコンテンツ作成のコツ

次に、実際にWebコンテンツを作成するうえで注意すべきポイントについて解説します。

目的からコンテンツの質を考える

最終的な目的から逆算して、コンテンツの方向性や内容を決めることが重要です。

たとえば、単にアクセス数を稼ぐためのコンテンツと、質の高い見込み客をコンバージョンさせるためのコンテンツでは、盛り込むべき内容や構成に大きな違いが出てきます。

見込み客向けのコンテンツと既存客向けのコンテンツとでは、強調すべきポイントはまったく違ったものになります。

目的が曖昧なままコンテンツを制作しても、結果を伴わずに終わってしまう可能性があります。

リンク⇒ WEBマーケティングで重要なコンバージョンとは何か?言葉の意味と活用方法を解説

ターゲットユーザーを明らかにする

誰にどういった情報を提供するのかを明確にしておく必要があります。

求めている情報、プラスになる情報を提供するところにあるので、事前にしっかりとリサーチしてターゲット像を明らかにしておきましょう。

顧客を知らなければ、何が有益な情報なのか判別できず、結果として的外れで何の反応もとれないコンテンツを量産してしまう可能性があります。

また、ターゲットが興味を示すであろうキーワードの選定も重要です。

このあたりはSEOに関わってくるところですから、時間を掛けて取り組みましょう。

ターゲットをより細かく設定したものをマーケティングではペルソナと言います。

このペルソナの重要性やホームページの役割ついて詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

リンク⇒なぜ集客効果のあるホームページにならないのか?失敗原因と集客を上げるためのポイント

継続的に利用できるものを軸に充実させていく

単発的に終わってしまうコンテンツよりも、ユーザーが継続的に訪問し、閲覧できる情報を軸にした方がメリットが大きくなります。

質の高いコンテンツが蓄積され、ユーザーの信頼感が増し、結果的に集客の精度も上がっていきます。

顧客との信頼関係を高めつつ、必要に応じてコンテンツを改良できるため、効果を検証しながら運用していくことができます。

Webコンテンツによる戦略的マーケティング

Webコンテンツ作成のポイントについて説明したところで、それをマーケティングに連携させるための手法について解説します。

コンテンツマーケティングの視点をもつ

コンテンツマーケティングとは、ターゲットユーザーに対し価値のあるコンテンツを発信することでファンを増やし、
最終的に商品・サービスの購入につなげる、一時的ではなく中長期的な収益を獲得するマーケティングの手法です。

釣り初心者のユーザーを例にしてみましょう。

「初心者でも楽しめる釣りスポット」をwebで検索すると、釣具店が運営するホームページのコンテンツにヒットします。

釣れるスポットの情報だけではなく、狙っている魚に合わせた道具の紹介や、釣りで楽しめるファッション、駐車場の広さや近くにコンビニはあるかなどの釣り場の周辺情報、道具の手入れの仕方など、釣りに関する様々な情報がわかりやすく書いてありました。

すると釣り初心者ユーザーは、この釣具店のコンテンツを毎日のようにチェックするようになりました。

このようにして、釣り初心者ユーザーがコンテンツの運営元である釣具店に好感を持ち、ファン化することで、
実際に釣りをする時にこの釣具店で道具や餌を購入する。

この購入までの一連の流れを設計した施策がコンテンツマーケティングです。

コンテンツマーケティングで運用するコンテンツとは広告ではなく、ユーザーにとって価値のある情報のことで、
webページに限らず、検索エンジン、InstagramやFacebookなどのSNS、YouTubeなどの動画媒体やメールマガジン、ブログなどが該当します。

コンテンツマーケティングについては以下のページで解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。

リンク⇒ コンテンツマーケティングについて詳しく

まとめ

ここまでWebコンテンツの大切さを解説してきました。

Webコンテンツ作りに慣れておらず、サイト全体のコンテンツ総量も少ない最初のうちは大変で、思ったようにアクセス数が伸びないように感じることもあるかもしれません。

しかし、お伝えした通り、Webコンテンツには蓄積効果があり資産になっていきますので、
半年、1年、2年とコンテンツの追加を続けることで、着実にアクセス数も積みあげていくことができます。

  • 「お客様に自社のこんな商品やサービスを知ってもらいたい」
  • 「この内容をお客様に伝えることさえできれば、もっと満足してもらえるのに…」

そんな思いをみなさんが抱えているのなら、ぜひともその情報をWebコンテンツ化して発信すべきです。

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